読む人:会計は分かるが、このツールを初めて使う人。プログラムの知識は要りません。例として使う会社の名前は「テストB」です。
最初の10分
毎回すべてを読む必要はありません。まずここだけ読んでください。
- このツールは、顧問先ごとに1冊ずつ持つスプレッドシート(ブック)です。 資料(通帳・カード明細・領収書など)を1行ずつ「資料シート」に入れ、その行の右側に仕訳を書きます。仕訳帳・総勘定元帳・貸借対照表・損益計算書などは、資料シートの仕訳から自動で組み立てられます。
- 直すのはいつも資料シートです。 帳票や閲覧用の仕訳帳は集計結果なので直せません。仕訳帳(編集用)と総勘定元帳(編集用)で直した値は、元の資料シートの行へ自動で反映されます。
- 操作はメニュー「会計管理」から行います。 画面の上のメニューに「会計管理」があります。よく使う物は上部に、たまに使う物はその下の4つの小メニュー(帳票と点検/修正の取り消し/シートとマスタ/初期設定と保守)にあります。各シートの上にも同じ操作のボタンがあります。
- 困ったらまず「全部更新」。 仕訳帳・総勘定元帳・帳票・件数を最新にします。窓に処理と進み具合が出て、終わると「完了」と出ます。
- 行ごとに確認状況を付けます。 未確認(空欄)→ 要確認 → 確認済 の順です。会計ソフトへ出力するのは、原則として確認済の行です。
- 毎月の流れは「資料を入れる → 行を確かめる → 全部更新とエラーチェック → 残高を合わせる → 仕訳を出力」です。 終わりの印は、行の確認済と取込済です。 詳しくは「毎月の締め」を見てください。
- スマホでは使えません。 スマホのアプリではメニューもボタンも出ません。パソコンのブラウザで開いてください。
1. このツールは何か
このツールの目的
種類の違う会計資料のスプレッドシート(通帳・カード明細・領収書・請求書など)に「仕訳の列」という共通の列を設け、シートマスタで参照して管理することで、1つの会社の複数の種類の資料をまとめて見られるようにしたツールです。帳票・エラーチェック・内訳書の下書きは、そこから参照の式で作っています。帳簿として期首残高も設定できるため、会計ソフトとほぼ同じように使えます。
- 集計と帳簿
- 仕訳帳・総勘定元帳は自由に並べ替えられ、編集用で直した値は元の資料シートへ反映されるため(間接的な相互の編集)、会計ソフトと同じように使えます。
- 貸借対照表・損益計算書・CF計算書のほか、推移表・月次の増減・税区分集計表を参照の式で作ります。
- 確認状況(未確認・要確認・確認済)で、帳票に載せる範囲を切り替えられます。
- 複合仕訳を入力できます。
- 固定資産台帳で減価償却を計算し、減価償却の仕訳へ写せます。
- 消費税と法人税等の概算を、貸借対照表・損益計算書の右に出します。
- 入力の正確さ
- 式によるエラーチェックで、基礎的な入力の誤りを大きく減らせます。
- 独自の手法による重複の照合で、同じ取引の二重計上を効率よく確かめられます。
- 残高確認で、通帳・明細の月末の残高と帳簿の残高を突き合わせ、差額を確かめられます。
- 資料と画像
- すべての行に証憑の画像ビューアを付けられます。
- 会計資料以外の書類も、抽出する項目を決めて、画像ビューア付きの表として管理できます。
- 資料をスプレッドシートに起こす作業にも処理マニュアルを置いているため、AI に正確に処理させることができ、処理の判断の積み重ねもマニュアルに蓄積されます。
- 資料のファイル名の付け直しもできます。ファイル名の規則を定めているため、検索しやすくなります。
- 出力と連結
- 会計ソフト(弥生会計・マネーフォワード クラウド会計)の取込の形で仕訳を出力し、どこまで出力したかを管理できます。
- 複数の会社をまとめて管理する連結の機能があり、会社間の科目の対応を付けることで、相互の計上漏れを管理でき、合計の損益もすぐに分かります。
- 導入と保守
- よく使う資料の種類はスプレッドシートの型を用意しているため、導入が簡単です。
- 新しい会社を作るときは、スクリプトでフォルダ一式とブックを一貫して作ります。
- 本体を直すと、その直しを各社のブックへ届ける仕組みがあります。
- この使い方の説明書を、公開ページとしても用意しています。
全体の関係
| 順 | 置き場 | 役目 |
|---|---|---|
| 1 | 顧客管理表 | 事務所の顧問先の一覧。ここから顧問先ごとのフォルダとブックを作る |
| 2 | ドライブの会社のフォルダ | 資料の置き場。資料の種類ごとに「未処理」「処理済」のフォルダがある |
| 3 | 資料シート | 資料1件=1行。左に資料の内容(日付・金額・明細・画像のリンク)、右に仕訳 |
| 4 | 仕訳帳 | 全部の資料シートの仕訳を1つに並べた物(閲覧用と編集用の2つ) |
| 5 | 総勘定元帳 | 科目ごとに仕訳を並べた物(閲覧用と編集用の2つ) |
| 6 | 帳票 | 貸借対照表・損益計算書・CF計算書・税区分集計表・推移表・月次の増減・内訳書の下書き |
| 7 | 会計ソフト | 仕訳を CSV で出力し、弥生会計またはマネーフォワード クラウド会計に取り込む |
本体と顧問先のブック
- 本体:会計管理テンプレート。すべての顧問先のブックの元になるブックです。ふだんの作業では開きません。
- 顧問先のブック:「テストB_会計管理」のように、顧問先ごとに1冊。本体を写して作ります。ふだんの作業はここで行います。
- 資料シート用のブック:資料シートを会計管理のブックとは別のブックに置く形を選んだときに作られるブックです(既定は別のブック)。会計管理のブックは、このブックの資料シートを読んで集計します。
- 仕訳入力用のブック:資料の無い仕訳(振替・決算整理など)を複合仕訳の形で入力するためのブックです。必要なときだけ「シートを作成」で作ります。
資料シートと仕訳の考え方
- 資料シートの1行は、資料1件(通帳の1行・領収書1枚など)です。
- 行の右側に「仕訳用日付・摘要・借方勘定科目・借方補助科目・借方金額・借方税区分・貸方勘定科目・貸方補助科目・貸方金額・貸方税区分」の列(仕訳の列)があります。ここに書いた内容だけが仕訳帳に集まります。
- 仕訳帳・総勘定元帳・帳票は、仕訳の列から組み立てた集計結果です。同じ取引を2か所に持たないので、資料シートを直せば全部に反映されます。
- どの資料シートを読むかは、シートマスタに載っている行で決まります。シートマスタに載っていないタブは集計されません。
2. 新しい顧問先を作る
手順
- 事務所の顧客管理表を開き、メニュー「顧客管理」→「フォルダ一括作成」を押します。「顧問先を作る」の画面が開きます。
- 顧客マスタの顧問先一覧から顧問先を選びます。まだ顧客マスタに無い顧問先は「新規顧客作成」で顧問先名・種別・決算月・会計ソフト・担当・契約状況を入れます。コードは種別と決算月から空き番号が入ります(調べている間はコードの欄は押せません)。種別が個人のときは決算月は12月に決まります(選べません)。入力内容は顧客マスタの末尾に追加されます。会計管理のブックを作成済みの顧問先は選べません。
- 「フォルダの設定」で、作るフォルダとサブフォルダの数、資料シートにするフォルダのシートの型を選びます。口座・カード・従業員はサブフォルダの数の右に実際の名前(例「三菱UFJ 普通/楽天 ビジネス」)を「/」区切りで打てます。打たなければ「口座1」「カード1」「従業員A」などの仮の名前で作られます。
- 作成内容の確認で、資料のシートの置き場(資料シート用の別のブックに作る/会計管理のブックと同じブックに作る)、資料シート用のブックの冊数(1冊にまとめる/シートごとに1冊)、経理方式(税込/税抜)、当期(第N期。任意)を選びます。置き場と冊数の下に、作られるブックとタブの名前の例が出ます。見込み時間は「約3分(長いとき5分)」のように、ふつうの時間と長いときの時間で出ます(最後まで終わった作成の実測から。記録が無い間は約3分・長いとき5分)。
- 終わったときにメールで知らせてほしいときは「終わったら知らせる」を入れ、メールアドレスを入れます(アドレスはこのパソコンに覚えます)。終わったとき・止まったときに、顧問先名・結果・リンクだけのメールが届きます。
- 「実行」を押します。作成中は、今の処理・経過時間・残りの見込みが出ます。この画面は閉じても作成は続きます(長い作成は4分ごとに分けて進み、続きは自動で始まります)。見込みより長くかかったときは「見込みより時間がかかっています。あと約N分」と出ます。
- 終わると顧客マスタのその顧問先の行に会計管理シートのURLが入ります。画面を開いていれば「作成後の準備」が番号つきで並びます。下の「最初にすること」を上から行います。
顧客マスタの「作成の状況」の列の見方
- 作成の進み具合は、顧客マスタの右の端の列「作成の状況」でも見られます(画面を開いていなくても・ほかのスタッフでも)。処理が1つ進むたびに書き換わります。
- 黄「作成中 3/6 会計管理シートの作成 …(2026/09/27 17:05 更新)」=進んでいます。赤「止まっています(時刻・処理)…」=止まっています。更新の時刻から10分たっても「作成中」のままのときも赤になります(書き込みが止まったとき。シートを開き直すか何か入力すると色が変わります)。緑「完了(時刻)」=終わりました。
途中で止まったとき
- 止まると、顧客マスタの「作成の状況」の列が赤になり、止まった時刻・処理・理由が入ります(メールを頼んでいればメールも届きます)。作った物はそのまま残ります。
- メニュー「顧客管理」→「フォルダ一括作成」を開くと、一覧の上に止まった作成が出ます。「続きから」を押すと、止まった所から再開します(同じフォルダ・ブックは2つ作りません)。
- 画面を開かずに再開するときは、メニュー「顧客管理」→「作成の続きを実行」を押します(終わると顧客マスタにURLが入ります)。
- 同じ処理で3回続けて時間の上限(6分)に達したときは、止まって理由が出ます。そのときは管理者に連絡します。
- 初めて使うときと、この機能を入れ直した後の最初の実行では、許可の画面が出ます(続きを自動で始める・メールを送るための許可)。使うアカウントを選んで「許可」を押します。
作られる物
- ドライブ:会社のフォルダの中に「0_弊所管理用」「1_基礎情報」「2_税務」「3_財務会計」とその中のフォルダ。3_財務会計 の中の資料ごとのフォルダには「未処理」「処理済」と「<シート名> 処理マニュアル」が作られます。
- ブック:会計管理のブック(本体と同じタブ)、資料シート用のブック(別のブックを選んだとき)。
- 設定タブ:期首・期末・表示期間は決算月から入ります。法人・個人、会計ソフト、資本金、課税方式、納税義務、インボイス登録番号、インボイス登録日、簡易課税の事業区分は、顧客管理表のその会社の行を読む式が入ります(顧客管理表を直せば設定も変わります)。経理方式と資料シートの置き場は、作成の画面で選んだ値が入ります。
- 顧客マスタのその顧問先の行に、会計管理のブックのURLなどが書かれます。
- ドライブ:3_財務会計 の「17_過去の帳簿」の中に、期ごとのフォルダ(例「2025年9月期_過去の帳簿_株式会社A」。直近の終わった期から3期分)が作られます。前期までの帳簿は、その期のフォルダに置きます(ファイル名の決まりは 会計処理の決まり の「過去の帳簿の置き方」)。
最初にすること(作成後の準備)
番号は作成結果の画面の番号と同じです。画面に出なかった番号は、その会社では要りません。
| 番号 | 作業 | 出る条件 | 手順 |
|---|---|---|---|
| 1 | 足りないボタンを置き直す | 型に無いボタンがあったとき | 会計管理のブックでメニュー「初期設定と保守」→「ボタンを置き直す」 |
| 2 | 読み込みの許可 | 作成時に自動で付けられなかったとき | 画面に書いてある場所(例:隠しタブ「仕訳データ」のA2)を開き、セルに出ている「アクセスを許可」を押す |
| 3 | 仮の名前を実際の名前に変更 | 仮の名前で作ったとき | 資料シートのタブ名 → シートマスタの「シート名」(タブ名と同じにする)→ ドライブのフォルダ名 の順に変える |
| 4 | 開始残高を入力 | いつも | 勘定科目マスタの「開始残高設定」の列に期首の残高(前期末の貸借対照表から)。口座履歴・クレジットカードのシートは、見出しの行より上の「上の欄」(「勘定科目」「補助科目」「税区分」と名前の付いた欄。口座履歴は「開始残高」も)に、口座履歴はその口座の科目・補助科目・税区分と開始残高、クレジットカードはそのカードの科目と税区分(カードの科目はカードごとの科目。例 未払金(Aカード)。補助は各行の引き落とし日から「YYYYMMDD引落し分」が入るので、上の欄の補助科目は使いません)。上の欄が空のままだと、担当者は口座・カードの側の科目を空けて起こします。上の欄の値は、勘定科目マスタに無くても担当者はそのまま使います |
| 5 | 処理マニュアルに取り決めを記入 | 処理マニュアルを作ったとき | 資料ごとのフォルダの「<シート名> 処理マニュアル」に、その資料の仕訳の形・貸方の決まり・注意点を書く |
作成の後に押す決まった操作はありません。スクリプトの記録はブックを開いたときに行い、別ブックの資料シートへの修正の反映は「全部更新」「仕訳帳を更新」「元帳を更新」のどれかを初めて押したときに有効になります(初回だけ許可の画面が出ます)。
資料シート用のブックの画像ビューアは、作成のときに最初から入っています(そのブックを開き、メニュー「画像ビューア」→「開く」。初回だけ許可の画面が出る)。
- 隠しタブの出し方:スプレッドシートのメニュー「表示」→「非表示のシート」から選びます。用が済んだら、タブを右クリック →「シートを非表示」で戻します。
- 4 の確かめ方:全部更新の後、貸借対照表の最下行(貸借の差額)が 0 になっていること。勘定科目マスタの右の「開始残高の検証」でも、借方合計と貸方合計の一致を確かめられます。
- 最初の「仕訳を出力」の前に、会計ソフトの科目一覧・補助科目一覧と勘定科目マスタの表記を突き合わせます(「9. 仕訳を会計ソフトへ出す」)。
3. 資料シートを作って資料を入れる
資料シートを作る
メニュー「シートとマスタ」→「シートを作成」で作ります。顧問先を作るときに作ったシート以外を足すときに使います。
- シート名とメモを入れます(例「楽天銀行 普通」)。
- シートの型を選びます(下の表)。
- 資料シートを置くブックを選びます(この会計管理シートの中/別のブック)。既定は設定の「資料シートの置き場」です。
- 元資料のフォルダを決めます。「新しく作る」ならフォルダの型(口座履歴・クレジットカード・受領請求書 など)を選ぶと、3_財務会計 の中の作る場所が入ります。そこに「シート名」のフォルダと、その中の「未処理」「処理済」が作られます。既にあるフォルダを使うときは「既存のフォルダを使う」で参照します。
- 処理マニュアルを決めます(マニュアルの型から作る/既存のマニュアルを使う)。
- 「作成」(Ctrl+Enter)。型のタブを写して新しいシートを作り、シートマスタに1行追加し、通し番号・色・ボタンを付けます。途中で失敗したときは、作った物を元に戻します。
シートの型
| 型 | 使う資料 | 主な列 |
|---|---|---|
| 標準 | 型の決まっていない資料全般 | 日付・金額・明細 |
| 領収書 | 現金払いの領収書・レシート | 日付・金額・支払先・取引内容・インボイス番号・費目・人数 |
| 受領請求書 | 取引先から受け取った請求書 | 日付・相手先・取引内容・費目・金額・税区分・支払日・支払手段・請求書番号 |
| 経費精算 | 従業員の立替経費 | 従業員・日付・金額・支払先・取引内容・インボイス番号・費目 |
| クレジットカード | カードの利用明細 | 日付・引き落とし日・金額・支払先・取引内容・費目 |
| Amazon | Amazonビジネスの注文履歴 | 注文日・商品名・商品および配送料の合計(税込)・適格請求書発行事業者登録番号 |
| 口座履歴(入出金) | 通帳(入金と出金が別の列) | 日付・明細・入金・出金・通帳の残高・計算の残高 |
| 口座履歴(プラスマイナス) | 通帳(1つの列に+−で出る明細) | 日付・明細・金額・通帳の残高・計算の残高 |
| 支給控除一覧表 | 給与の支給控除一覧 | 対象月・支給日・実支払日・項目・種別・従業員番号・氏名・金額 |
| 減価償却仕訳 | 固定資産台帳から写す当期の償却 | 資産コード・資産の名称・資産の勘定科目・対象の期・当期償却額 |
| 家事按分 | 個人の顧問先の家事関連費(年末に1回。「11. 個人の顧問先」) | 勘定科目・補助科目・年間の合計・事業割合・按分の根拠・前年の割合・家事分 |
| ふるさと納税 | 個人の確定申告用(仕訳の列なし) | 日付・寄付先・金額 |
| 医療費控除 | 個人の確定申告用(仕訳の列なし) | 日付・氏名・支払先・金額 |
| 源泉徴収票 | 個人の確定申告用(仕訳の列なし) | 支払者・支払金額・源泉徴収税額など |
| 仕訳入力用のブック | 資料の無い仕訳(振替・決算整理) | 入力のタブと仕訳のタブの2枚 |
どの型にも、通し番号・確認状況・ファイル名・元ファイル名・ファイルURL・備考・対応番号・タグ1〜3・根拠の種類・根拠・判断メモ・要確認の理由・担当メモ(事務所で決めること・お客さんに聞くこと・残りの作業・読み取りの確かさ・当てたルール)などの共通の列があります。確認状況・要確認の理由・判断メモ・備考は人が書く列、担当メモ・根拠の種類・根拠は担当(Claude・道具)が書く列です。根拠の種類(辞書/過去の取引/推定)で並べ替えると、推定の行から確かめられます。列の意味は、見出しのセルの右上のメモ(タブ「列の説明」から付く)で見られます。
資料の置き場
- 資料は、ドライブの会社のフォルダ › 3_財務会計 › 資料の種類 › (口座などの名前)› 未処理 に入れます。
- 資料を読み取って資料シートに行を入れたら、資料は 処理済 へ移します。ファイル名は 会計処理の決まり のスプレッドシート「ファイル名の決まり」の形に付け直します(会社ごとの形は設定タブ)。付け直した後の名前を「ファイル名」、付け直す前の名前を「元ファイル名」に入れます。元のフォルダの名前を残したいときは、元ファイル名の右に「元フォルダ名」の列を足して入れます(列は見出しの名前で読むので、足しても動きます)。
- シートマスタの「未処理」の列に、未処理のフォルダにあるファイルの数が出ます(全部更新のとき、またはメニュー「帳票と点検」→「未処理フォルダの資料を数える」で数え直し)。
- 資料の読み取り(行を入れる・ファイル名を付け直す・処理済へ移す)は、担当者(Claude)に「テストBの未処理を処理して」と依頼して行うこともできます。担当者の起こし方の正本は
会計処理の決まり/決まり/資料シートに起こす手順.mdです。
資料シートに書くこと
- 左側(資料の内容):資料のとおりに書きます。日付の書き方は自由です(仕訳用日付の列が日付に直します。読めない書き方は黄色になります)。
- 右側(仕訳の列):摘要・科目・補助科目・金額・税区分を書きます。
- 科目・補助科目・税区分は、打って絞れる選択肢から選びます(勘定科目マスタ・選択肢マスタから)。
- 科目を選ぶと、税区分は勘定科目マスタの「デフォルト税区分」に入れ替わります(設定「科目を変えたら税区分も入れ替える」)。
- 費目の列がある型では、費目を選ぶと科目・補助科目・税区分が値で入ります(費目マスタ)。口座・カードは上の欄で決めた科目が入ります。決め方は型のブックの隠しタブ「科目の入れ方」。入れたくないときは設定「費目を選んだら科目・補助科目・税区分も入れる」を外します。費目マスタを直した後や道具で書いた行は、メニュー「シートとマスタ」の「科目・補助・税区分を決まりで入れ直す」で入れ直します。
- 摘要に「@」だけを入れて Enter を押すと、そのセルがタブ「摘要の型」の一覧から選ぶプルダウンになります。もう一度 Enter で一覧が開き、選ぶと型の文に置き換わります。「@家賃」のように呼び出しを打っても置き換わります。
- 1つの資料が複数の仕訳になるとき(複合仕訳)は、メニュー「複合仕訳」で入れます(下記)。
- 担当者(Claude・道具)がプログラム(API)で書いた行には、入力したときに自動で起きること(費目から科目を入れる・通し番号を付ける・税区分の入れ替え)が動きません。担当者は通し番号・科目・補助科目・税区分を自分で値で書きます(
会計処理の決まり/決まり/資料シートに起こす手順.md§5)。 - 確認状況:行を確かめたら「確認済」、判断に迷う行は「要確認」にし、要確認の理由を選びます。
- 通し番号は変えないでください。 仕訳帳・総勘定元帳から元の行を探すのに使います。
- 行を足すときは表の一番下に足します。並べ替え・絞り込みは自由に行えます(通し番号で行を追います)。
画像ビューア(資料を見ながら確かめる)
メニュー「画像ビューア」または資料シートのボタン「画像ビューア」で開きます。選んでいる行の資料(ファイルURLの列)が、シートの横に表示されます。右上の「別ウインドウ」を押すと、大きさを変えられる別のウインドウで開きます。
| キー | 動き |
|---|---|
| ↑ / ↓ | 前の行・次の行 |
| N | 次の資料 |
| C | 確認済にする |
| Q | 確認状況を選ぶ |
| Z | 元に戻す |
| + / − | 拡大・縮小 |
| 0 / 1 | 画面に合わせる・等倍 |
| R / Shift+R | 右に回す・左に回す |
| L | 画像の下半分へ(合計・税額の辺り) |
| F | 元の画像と補正の切り替え |
| P | 全ページ表示の切り替え |
| E | ページの並べ替え・回転・分割・綴じる |
| O | 元のファイルを開く |
| Alt+← | 移動前の行に戻る |
- 画面の下に、同じ支払先の前例(過去の処理)と明細の候補が出ます。前例の[反映]で、チェックした項目をいまの行へ書けます。
- 重複の組がある行では、資料の下に重複の帯が出ます。帯から判定を確かめられます(「8. 考え方」の重複)。
- 別ウインドウが開かないときは、メニュー「初期設定と保守」→「画像ビューアの別ウインドウのURLを確かめる」。
複合仕訳
1つの資料で借方・貸方が複数行になる仕訳(給与・社会保険料・源泉所得税など)は、行を選んでメニュー「複合仕訳」(または資料シートのボタン「複合仕訳」)で入れます。
- 日付・挿入位置・対応番号・共通摘要を入れ、借方と貸方を1行ずつ入れます。共通摘要は各行の摘要に入ります。上の「通し番号」に、足す行の番号が出ます。
- 借方合計・貸方合計と差額が出ます。「差額を入れる」(+キー)で差額を埋めます。
- Enter=次の欄、Shift+Enter=行を挿入、Ctrl+Enter(Mac は ⌘+Enter)=登録、Esc=閉じる。登録の後は「元に戻す」で取り消せます。
- 通し番号の整数の部分が同じ行(12・12.01・12.02)が1つの組で、会計ソフトへ1つの伝票として出力されます。組の行には交互の淡い色が付きます。
- 「元の行を含める」なら、足す行は元の行の番号の続き(元が 12 なら 12.01・12.02。組に小数の行があればその続き)。含めないなら新しい番号(シートの最大の整数+1)の組です。
- 通し番号は全部の行で小数2桁で表示します(12.00・12.01)。手で 12.1 と入れると 12.10 と同じです。小数は2桁まで、1つの組は .99 まで。新しい取引は通し番号を空欄にすれば次の整数が付きます。
- 出力で止まるもの:組の行が離れている(並べ替えた後は組を続けて並べる)・組の中で同じ通し番号が2行・通し番号の小数が3桁・出力済みの組に足した行(別の取引なら新しい番号に)。
- 前に作った会社で「複合仕訳番号」の列に番号が入っている行は、今までどおりその番号の組です。同じ整数の組に番号の入った行と空欄の行が混ざると、出力で止まります(組の全部の行で番号をそろえるか、空欄に)。担当者が起こすときの1行目・2行目の書き方は
会計処理の決まり/決まり/資料シートに起こす手順.md§8。
科目・補助科目を追加
選択肢に無い科目・補助科目は、メニュー「シートとマスタ」→「科目・補助科目を追加」(または各シートのボタン)で足します。勘定科目マスタの一番下に1行追加し、並び順を更新し、各シートの選択肢に加えます。「選んでいた行に入れる」を押すと、足した科目を元の行に入れます。勘定科目マスタで科目の行を選んで押すと、その科目の補助科目を追加する画面になります。
4. 毎日すること・毎月の締め・決算のとき
毎日すること
| 順 | すること | 押す所・見る所 |
|---|---|---|
| 1 | 資料を入れる | ドライブの 未処理 フォルダ |
| 2 | 資料シートに行を入れ、仕訳を書く | 資料シート(担当者に依頼することもできる) |
| 3 | 行を上から確かめて確認済にする | メニュー「画像ビューア」 |
| 4 | 迷う行は要確認にして理由を選ぶ | 確認状況・要確認の理由の列 |
| 5 | 集計を最新にする | メニュー「全部更新」(仕訳帳だけなら「仕訳帳を更新」) |
| 6 | 数字を見る | 貸借対照表・損益計算書・総勘定元帳(閲覧用) |
- 仕訳帳(閲覧用)・総勘定元帳(閲覧用)・帳票の金額は、資料シートを直すとその場で変わります(式で計算しているため)。仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用)は、全部更新・仕訳帳を更新・元帳を更新を押した時点の内容です。
- 仕訳を探すときはメニュー「仕訳を検索」(全部の期をまたいで探せます)。
- 帳票の科目から元帳を見るときは、科目の行を選んで行の横の「元帳を開く」(またはメニュー「元帳を開く」)。
毎月の締め
締める月は設定の「締める月」です(空欄なら前月)。仕訳を出力の窓の既定、仕訳帳と元帳のフィルタ表示「締める月」、残高確認がこの月を読みます。シートマスタの右上に、締める月の進み具合(未処理・未確認・要確認・重複の未確認・エラー・残高の差額・確認済・未取込・出力後の変更の件数)が出ます。
| 順 | すること | 押す所・見る所 | 済んだ印 |
|---|---|---|---|
| 1 | その月の資料を入れる | ドライブ › 3_財務会計 › 資料の種類 › 未処理 | — |
| 2 | 資料を起こす(担当者に「テストBの未処理を処理して」と依頼) | 資料シートに行が入り、資料は 処理済 へ移る | シートマスタの「未処理」が0 |
| 3 | 起こし終えた直後に、全シートを横断して重複の照合(担当者が行う) | 重複の列(重複番号・判定・根拠・理由)が入る | エラーチェック「重複の候補が未判定」0件 |
| 4 | 行を上から確かめて確認済にする。重複の組はその場で確かめる | メニュー「画像ビューア」。組をまとめて見るときはメニュー「重複の判定を確認」 | シートマスタの「未確認」「要確認」が0・エラーチェック「重複の判定が未確認」0件 |
| 5 | 全部更新とエラーチェック | メニュー「全部更新」。エラーチェックは式で数えるので、タブを開いて件数のある規則の「該当の行」から直す | エラーが0件 |
| 6 | 口座・カードの残高を合わせる | メニュー「残高確認を開く」。通帳・カード明細の月末残高を「確定残高」に入れる。差額が残るときは理由をメモに入れる | 差額 0(またはメモに理由)・エラーチェック「残高確認」0件 |
| 7 | 仕訳を出力して会計ソフトに取り込む | メニュー「仕訳を出力」→ 出力の前の点検 → 出力 | 取込履歴にその回の行 |
| 8 | 取込済にする(設定「出力と同時に取込済にする」が「しない」の会社だけ) | 仕訳を出力の窓の取込履歴で、その回の「取込済」 | シートマスタの「未取込数」が0 |
| 9 | 報告(判断できない重複の組・残ったエラー・確定した残高) | 担当者に「テストBの締めを報告して」と依頼 | — |
- 3 を 4 より先に行うのは、確認済にした後で重複の判定が付くと、同じ資料を2回見ることになるためです。
- 判断できない・未判定の重複の組があるうちは、その月を締めません。
決算のとき
| すること | 押す所・見る所 |
|---|---|
| 決算整理仕訳を入れる | 仕訳入力用のブック、または資料シートの行。「決算」の列に本決算/中間決算を選ぶ(会計ソフトの出力に反映) |
| 固定資産を台帳へ載せる | 資料シートの「固定資産」の列で判定 → メニュー「帳票と点検」→「固定資産台帳へ転記」 → 固定資産台帳で償却方法・耐用年数を入れる |
| 減価償却費を計上する | メニュー「帳票と点検」→「減価償却仕訳へ写す」(台帳の当期償却額を減価償却仕訳のシートへ写し、合計が合えば計上済) |
| 決算で確かめる規則を見る | エラーチェックの「確認の時期」が「決算時」「申告時」の規則(期末の仮払金・立替金・長く動いていない残高・前払費用や未払計上の候補・交際費の限度額など) |
| 税金の概算を見る | 損益計算書・貸借対照表の右の概算(消費税・法人税等。設定の法人・個人、資本金、課税方式などを読む)。表示期間が期首〜期末のときだけ「これから納める税金」の欄が出る |
| 内訳書の下書きを見る | タブ「内訳書の下書き」(勘定科目内訳明細書の主な表と、法人事業概況説明書の月別の欄) |
| 税務調整の候補を決める | タブ「税務調整の下書き」で各行を確かめて「採る」を付ける。採った行の合計が損益計算書の法人税等の概算の所得に入る(帳票の期間が期首〜期末のとき) |
| 別表5(2)・中間納付・均等割を確かめる | タブ「税金の納付」(前期の別表5(2)から期首の未納などを入れ、未払法人税等との差が0か見る) |
| 消費税の申告書を作る | タブ「消費税の申告書の欄」(付表1-3・2-3・6・5-3の欄の番号ごと。右の対応表で税区分を割り当てる) |
| 個人の家事按分と決算書 | 型「家事按分」のシートに科目ごとの事業割合と根拠を入れる(年末の決算仕訳が式で出る)→ タブ「決算書の下書き(個人)」の確かめが全部「一致」「なし」なら転記(「11. 個人の顧問先」) |
| 1月の法定調書・償却資産申告 | タブ「給与と源泉の年間集計」「法定調書の集計」「償却資産と別表16」(年を入れる。暦年・1月1日現在で集計) |
| 帳票をPDFで残す | メニュー「帳票と点検」→「帳票をPDFで保存」(用紙は設定「帳票のPDFの用紙」) |
| 達人へ渡す | メニュー「帳票と点検」→「減価償却の達人へ出力(取込は未確認)」(達人の取込との照合がまだのため、出力した物は取り込む前に中身を確かめる) |
- 翌期に入ったら、設定の期首・期末を翌期にし、表示期間を選び直します。前期の資料シートの行はそのまま残ります(帳票は表示期間で集計します)。
5. メニューとボタンの一覧
メニュー「会計管理」
メニューの項目の一覧は、ブックのタブ「メニューの説明」にもあります(下の表と同じ文。メニュー「全部更新(形・色・帳票も作り直す)」で書き直します)。使う場面は 毎日/毎月/決算/初めだけ/困ったとき の5つです。
上部(毎日・毎月使う物)
| 名前 | 押すと何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| 全部更新 | 未処理の件数を数え、仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用)を最新にし、科目などのマスタが変わったときは帳票を組み直す。窓に処理と所要時間を表示 | 毎日 |
| 画像ビューア | 選んでいる行の資料を、シートの横に表示する | 毎日 |
| 重複の判定を確認 | 画像ビューアを「重複の判定を確認」の画面で開き、重複の組を1組ずつ確かめる | 毎月 |
| 複合仕訳 | 選んだ行に複合仕訳を入れる窓を開く | 毎日 |
| 仕訳を検索 | 全部の期をまたいで仕訳を探す窓を開く。結果から元の行へ移れる | 毎日 |
| 元帳を開く | 選んだ行の科目を総勘定元帳にセットして開く。帳票・推移表では科目の行、資料シート・仕訳帳ではその行の科目 | 毎日 |
| 表示期間を選ぶ | 帳票・総勘定元帳・推移表で集計する期間を選ぶ。期首〜期末・四半期・月・期首〜今月・前期・任意の期間から選択 | 毎月 |
| 仕訳を出力 | 会計ソフトへ取り込む CSV を作る窓を開く。手順は説明書の9章 | 毎月 |
| 残高確認を開く | 残高確認のタブを開く | 毎月 |
| 仕訳帳・元帳の元の行へ戻る | 「取引を編集」で資料シートへ移った後、仕訳帳・総勘定元帳で選んでいた行へ戻る | 毎日 |
小メニュー「帳票と点検」
| 名前 | 押すと何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| 仕訳帳を更新 | 各シートの仕訳の列を読み、仕訳帳(編集用)と総勘定元帳(編集用)を最新にする。帳票とエラーチェックは回さないため、全部更新より短い | 毎日 |
| 元帳を更新 | 総勘定元帳(編集用)で選んだ科目の仕訳を読み込み、日付の順に並べる | 毎日 |
| 推移表を再作成 | 推移表の月の範囲を変えた後に、推移表を作り直す | 毎月 |
| 帳票をPDFで保存 | 開いている帳票(帳票以外のタブなら帳票の全部)をドライブにPDFで保存する | 毎月 |
| マスタに無いものの整理 | 資料シートの勘定科目・補助科目・税区分のうちマスタに無い物を一覧にし、マスタに追加するか正しい名前に置き換える | 困ったとき |
| 未処理フォルダの資料を数える | 元資料フォルダの「未処理」のファイルを数え、シートマスタに書く | 毎月 |
| 固定資産台帳へ転記 | 固定資産と判定した行を探して、固定資産台帳の一番下に1行ずつ書き写す | 決算 |
| 固定資産台帳への転記を取り消す | 直前の1回の転記で台帳に写した行を空け、元の行を「台帳未転記」に戻す | 困ったとき |
| 減価償却仕訳へ写す | 固定資産台帳の当期の償却額を減価償却仕訳のシートへ写し、合計が合えば計上済にする | 決算 |
| 減価償却仕訳への写しを取り消す | 直前の1回で写した行を空け、当期の列を元(未計上)に戻す | 困ったとき |
| 減価償却の達人へ出力(取込は未確認) | 固定資産台帳を達人の資産ファイルの形の CSV で保存する(達人の取込との照合は未確認) | 決算 |
小メニュー「修正の取り消し」
仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用)で直した内容は、スプレッドシートの元に戻す(⌘Z)では資料シートまで戻りません。ここから1回分ずつ戻します。2つの編集用のタブの上のボタン「直前の修正を元に戻す」も同じです。
| 名前 | 押すと何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| 直前の修正を元に戻す | 仕訳帳・元帳での直前の修正を、資料シートの値ごと元に戻す。戻す前に中身を表示し、他の人の修正は確認を求める | 困ったとき |
| 元に戻した修正をやり直す | 元に戻した修正をもう一度当てる | 困ったとき |
小メニュー「シートとマスタ」
| 名前 | 押すと何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| シートを作成 | 型を選んで資料シートを作る。フォルダ・処理マニュアル・シートマスタの行も作成 | 初めだけ |
| 名前を変える | 全部の資料のシートを1つの表に並べ、打った名前をタブ・シートマスタのシート名・元資料のフォルダ・処理マニュアルまでまとめて変える | 初めだけ |
| 名前の変更を戻す | 直前の「名前を変える」で変えた所を、前の名前に戻す | 困ったとき |
| 科目・補助科目を追加 | 勘定科目マスタに科目・補助科目を足し、各シートの選択肢に加える | 毎日 |
| 科目・補助・税区分を決まりで入れ直す | 選んだ行の科目・補助科目・税区分を、科目の入れ方の表と費目マスタで入れ直す。手入力の値も入れ直す | 困ったとき |
| 過去の仕訳から根拠を記入 | 資料シートの「根拠」が空の行に、費目マスタと過去の同じ相手の仕訳(前例)から確認の要点を書く | 毎月 |
| 費目マスタに使用件数を記入 | 費目マスタの費目ごとに、使った件数と最後に使った日を書く | 決算 |
| 作業ごとの列の表示 | 作業に要る列だけを出す(下の5つ) | 毎日 |
| 入力の列を表示 | 資料の内容と仕訳を入れるときの列だけを出す | 毎日 |
| 税区分の点検の列を表示 | 科目と税区分を点検するときの列だけを出す | 毎月 |
| 資料との照合の列を表示 | 資料と行を突き合わせるときの列だけを出す | 毎月 |
| 出力の確認の列を表示 | 会計ソフトへ出す前に確かめる列だけを出す | 毎月 |
| 切り替える前の表示に戻す | 列の表示を切り替える前の状態に戻す | 毎日 |
どの列がどの作業で出るかは、タブ「列の説明」の「入力」「税区分の点検」「資料との照合」「出力の確認」の列で決まります。
小メニュー「初期設定と保守」
| 名前 | 押すと何が起きるか | 使う場面 |
|---|---|---|
| シートを作成の入口をドライブに置く | 会計管理のブックを開かずに「シートを作成」を開けるリンクを作り、3_財務会計 に置く | 初めだけ |
| 別ブックの資料シートにも修正を反映する(初回のみ) | 資料シートが別のブックにある会社で、仕訳帳・元帳での修正を資料シートへ反映できるようにする。1回だけ行い、許可の画面が表示される | 初めだけ |
| 画像ビューアの別ウインドウのURLを確かめる | 別ウインドウが開かないときに、画像ビューアが持っているURLを見せる | 困ったとき |
| ボタンを置き直す | 全部のシートのボタンを消して、決まった場所に置き直す(列の幅を大きく変えてボタンがずれたとき) | 困ったとき |
| 全部更新(形・色・帳票も作り直す) | 「前と同じなら飛ばす」ための控えを捨て、設定の行・タブの説明・見出しのメモ・入力と式の見分け・根拠の列などの形も整えてから全部更新する。道具の版を上げた後や、手で書式・色・メモを変えて崩れたときに使う(時間がかかる) | 困ったとき |
| 見出しに列の説明を付け直す | 見出しのセルのメモ(列の説明)を付け直す | 困ったとき |
| エラーチェックの式を入れ直す | エラーチェックの表の件数・該当の行の式を入れ直し、色とフィルタを付け直す。件数は式が常に数えているので、式を消した・壊した・規則の行を足したときだけ使う | 困ったとき |
入力したときに自動で起きること
セルに入力した瞬間に、ブックのプログラムが次のことをします(ブックのタブ「メニューの説明」の下にも同じ表があります)。
| どこで | 何を入力したとき | 起きること | 切り替え(設定タブ) |
|---|---|---|---|
| 資料シート | 行に資料を入れたとき | 通し番号が空なら付ける。行をコピーして番号が重なったら振り直す | なし |
| 資料シート | 費目・入金・出金・金額など | 科目・補助科目・税区分を科目の入れ方の表と費目マスタから入れる。口座・カードの科目は空欄の行のみ | 費目を選んだら科目・補助科目・税区分も入れる |
| 資料シート | 上の欄(口座・カードの科目) | 同じ列の、前の値と同じ行と空欄の行を新しい値にする。手で変えた行は保持 | 費目を選んだら科目・補助科目・税区分も入れる |
| 資料シート | 科目・補助科目 | 税区分を勘定科目マスタのデフォルト税区分に入れ替える。手入力の税区分はセルのメモに残す | 科目を変えたら税区分も入れ替える |
| 資料シート | 科目 | 補助科目のプルダウンを、その科目の補助科目だけにする | なし |
| 資料シート | 摘要に「@」のみ入力して Enter | 摘要の型の一覧のプルダウンにする(再度 Enter で一覧)。選んだ型の文に置き換える | なし |
| 資料シート | 確認状況 | 仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用)の同じ取引にもすぐ写す | なし |
| 資料シート | 確認状況を確認済に | その行の仕訳の列を控える。エラーチェック「確認済の後に仕訳の列が変わった行」で使う | なし |
| 資料シート | 科目・補助科目・税区分 | 前例と違えば根拠の内訳に控える(エラーチェックの一覧で確認) | なし |
| 仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用) | 値を変えたとき | 元の資料シートの行へ書き戻す | なし |
| 仕訳帳(閲覧用)・総勘定元帳(閲覧用) | 本文に打ち込んだとき | 打ち込んだ値を消す(式で表示する表のため)。勘定科目・期間の欄は閲覧用と編集用で連動する | なし |
| 残高確認 | 勘定科目 | 補助科目のプルダウンを、その科目の補助科目だけにする | なし |
| マスタ | 値を変えたとき | いつ反映されるかを右下に知らせる(10分に1回まで) | なし |
ボタン
各シートの見出しより上の行に、押すと動くボタンがあります。ボタンはメニューの操作を見える形にした物で、押すとメニューと同じ処理が動き、押した瞬間に何をするかの1行が右下に出ます。ボタンは、そのタブでよく使う物だけを横1列に置いています。資料シートでは、固定している列(通し番号・確認状況)の上に小さいボタン「科目追加」「複合仕訳」「画像」を置き、横にスクロールしても動きません(固定している列を約170pxより狭くすると切れます)。ほかの操作はメニュー「会計管理」から行います(全部更新は仕訳帳とシートマスタにだけ置いています)。
| ボタン | 押すと何が起きるか | 置いてあるシート |
|---|---|---|
| 全部更新 | メニュー「全部更新」と同じ | 仕訳帳(閲覧用)・仕訳帳(編集用)・シートマスタ |
| 科目・補助科目を追加 | メニュー「科目・補助科目を追加」と同じ | 資料シート・勘定科目マスタ |
| 科目追加 | 資料シートの小さいボタン。メニュー「科目・補助科目を追加」と同じ | 資料シート |
| 画像 | 資料シートの小さいボタン。メニュー「画像ビューア」と同じ | 資料シート |
| 仕訳を出力 | メニュー「仕訳を出力」と同じ | 仕訳帳(閲覧用)・仕訳帳(編集用) |
| 表示期間を選ぶ | メニュー「表示期間を選ぶ」と同じ | 総勘定元帳(閲覧用)・総勘定元帳(編集用)・帳票 |
| 仕訳帳を更新 | メニュー「仕訳帳を更新」と同じ | 仕訳帳(編集用) |
| 元帳を更新 | メニュー「元帳を更新」と同じ | 総勘定元帳(編集用) |
| 直前の修正を元に戻す | メニュー「直前の修正を元に戻す」と同じ | 仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用) |
| 複合仕訳 | メニュー「複合仕訳」と同じ | 資料シート |
| 画像ビューア | メニュー「画像ビューア」と同じ | 資料シート |
| 推移表を再作成 | メニュー「推移表を再作成」と同じ | 推移表 |
| 固定資産台帳へ転記 | メニュー「固定資産台帳へ転記」と同じ | 固定資産台帳 |
| 元帳を開く | 行の横の小さなボタン。選んだ科目の行へ動き、押すとその科目の総勘定元帳を開く | 帳票・推移表 |
- タブごとの並び(左から)
- 資料シート:科目追加/複合仕訳/画像(固定している列の上の小さいボタン)
- 仕訳帳(閲覧用):全部更新/仕訳を出力
- 仕訳帳(編集用):全部更新/仕訳を出力/仕訳帳を更新/直前の修正を元に戻す
- シートマスタ:全部更新/シートを作成/名前を変える
- 総勘定元帳(閲覧用):表示期間を選ぶ
- 総勘定元帳(編集用):表示期間を選ぶ/元帳を更新/直前の修正を元に戻す
- 貸借対照表・損益計算書・CF計算書・税区分集計表:表示期間を選ぶ
- 推移表:推移表を再作成
- 固定資産台帳:固定資産台帳へ転記
- 勘定科目マスタ:科目・補助科目を追加
- エラーチェック・残高確認・月次の増減・内訳書の下書き:ボタン無し(式で数える)
- ボタンがずれた・無いときは、メニュー「初期設定と保守」→「ボタンを置き直す」。全部更新ではボタンを置き直しません(ずれていそうなタブを知らせるだけです)。
窓のキー
- 窓の確定は Enter(複数行を入れる窓は ⌘+Enter/Ctrl+Enter)。Esc で閉じます。
- 開いたメニュー・一覧は、外側を押すか Esc で閉じます。
6. 設定タブの項目の一覧
設定タブは「項目・値・影響」の3列です。項目は名前で探すので、行の並びを変えても、メモの行を足しても動きます。項目の名前は変えないでください。「影響」の列に、何に効くかが書いてあります。行が無い項目は、全部更新のときに既定の値で足されます。
会社の情報(新しい顧問先を作るときに入る)
| 項目 | 何に効くか | 既定の値 |
|---|---|---|
| 期首 | 帳票の期間の初期値。会計期間の外の日付をエラーチェックで指摘。期首〜期末と同じ期間のときだけ帳票に「これから納める税金」の欄を表示 | 決算月から |
| 期末 | 帳票の期間の初期値。申告・予定納税の期限。期末に残っている仮払金などの判定 | 決算月から |
| 経理方式 | 仕訳を出力の税込/税抜の既定。エラーチェックの金額の判定(税抜なら税抜で判定) | 作成の画面で選んだ値(税込/税抜) |
| 会計ソフト | 仕訳を出力のマネーフォワード/弥生の既定。エラーチェックの文字数の上限 | 顧客管理表から |
| 業種 | 未使用 | 空欄 |
| 法人・個人 | 個人事業主なら法人税等の概算は対象外・消費税の申告期限は翌年3月31日。役員報酬・交際費などの規則を判定しない。貸借対照表・損益計算書を個人の形にし、決算書の下書き(個人)を作る | 顧客管理表から |
| 青色・白色 | 個人のブックだけ。決算書の下書き(個人)の様式(青色申告決算書/収支内訳書)と、損益計算書の最後の行の名前 | 青色 |
| 青色申告特別控除の要件 | 個人のブックだけ。青色申告特別控除の上限を基準の値から引く区分(複式・e-Tax・優良な電子帳簿/複式・e-Tax/複式・書面・優良な電子帳簿/複式・書面/簡易な記帳/簡易な記帳(前々年の収入1,000万円超)) | 複式・e-Tax |
| 資本金 | 1億円以下なら法人税の軽減税率・事業税の概算・少額特例と交際費の定額控除の規則。住民税の均等割の区分 | 顧客管理表から |
| 納税義務 | 免税事業者なら消費税は0・税区分に関わる規則を判定しない | 顧客管理表から |
| 課税方式 | 消費税の概算の控除の計算(本則課税/簡易課税/2割特例/3割特例)。簡易課税・特例なら仕入側の税区分の規則を判定しない | 顧客管理表から |
| 簡易課税の事業区分 | 簡易課税のみなし仕入率(第1種〜第6種)。簡易課税なのに空ならエラーチェックで指摘 | 顧客管理表から |
| 仕入税額控除の方式 | 全額控除/一括比例配分/個別対応。全額控除なら課税売上割合95%未満などを指摘 | 空欄 |
| インボイス登録番号 | 免税なのに番号がある・2割特例なのに番号が無い を指摘 | 顧客管理表から |
| インボイス登録日 | 未使用 | 顧客管理表から |
| 端数処理 | 弥生の税抜で消費税額を書くときの端数(切り捨て/切り上げ/四捨五入) | 空欄=切り捨て |
| 資料シートの置き場 | シートを作成で最初に選ばれる資料シートの置き場 | 作成の画面で選んだ値 |
税金の概算(前期の実績・税率)
| 項目 | 何に効くか | 既定の値 |
|---|---|---|
| 前期の消費税額(国税分) | 今期に払った消費税の中間納付(確定申告で納める額から差し引く) | 空欄 |
| 前期の法人税額 | 今期に払った法人税の中間納付 | 空欄 |
| 前期の地方法人税額 | 今期に払った地方法人税の中間納付 | 空欄=前期の法人税額×10.3% |
| 資本金等の額 | 住民税の均等割の区分 | 空欄=資本金で判定 |
| 従業者数 | 住民税の均等割の区分(市町村分は50人超かどうか) | 空欄=50人以下 |
| 法人住民税の法人税割の税率 | 住民税の法人税割の税率(10.4 でも 0.104 でもよい) | 空欄=標準税率 |
| 事業税の税率(超過) | 事業税の所得割の税率。3区分を / で区切る(3.75/5.665/7.48 の形) | 空欄=標準税率 |
| 均等割の額(年額) | 住民税の均等割(都道府県分と市町村分の合計の年額) | 空欄=標準税率の額 |
| 前期の事業税額 | 今期に払った事業税等の中間納付 | 空欄 |
| 前期の特別法人事業税額 | 今期に払った特別法人事業税の中間納付 | 空欄=前期の事業税額×37% |
| 消費税の申告期限の延長 | 延長の届出をしている法人はチェック。確定申告の期限を1か月後にする | 外す |
| 納期の特例 | 源泉所得税の納期の特例の承認を受けている会社は「する」。給与と源泉の年間集計で、預りと納付を半年ごと(7月10日・翌年1月20日)に照合する | しない |
集計と帳票
| 項目 | 何に効くか | 既定の値 |
|---|---|---|
| 表示期間の開始 | 帳票・総勘定元帳・元帳で集計する期間(全部のタブで1つ)。「表示期間を選ぶ」で変える | 期首 |
| 表示期間の終了 | 同上 | 期末 |
| 未確認・要確認を含める | チェックありなら未確認・要確認の仕訳も集計する。各帳票のチェックボックスはこの値の写し | 入れる |
| 帳票は取込済のみ集計 | チェックありなら取込済の仕訳だけを集計する(会計ソフトの試算表と突き合わせるとき) | 外す |
| 内訳書の期間 | 内訳書の下書きを期首〜期末で集計するか、表示期間で集計するか | 期首〜期末 |
| 月次の増減の基準(金額) | 月次の増減:前月・前年同月との差がこの金額以上の科目を出す | 空欄=基準なし |
| 月次の増減の基準(増減率) | 月次の増減:増減率がこの率以上の科目を出す | 空欄=基準なし |
| 帳票のPDFの用紙 | 帳票をPDFで保存の用紙と向き | A4横 |
| 帳票のPDFの保存先フォルダ | 帳票のPDFの保存先(フォルダのURL) | 空欄=このブックのあるフォルダ |
| 帳票のPDFで科目の色を外す | チェックありなら科目・補助科目・税区分の色を外して保存する | 外す |
| 期の番号(第N期) | 帳票のPDFの表題に「第N期」を付ける | 空欄=付けない |
| 金額の数字の書体 | 仕訳帳・総勘定元帳の金額の数字の書体(等幅にすると桁の縦がそろう) | 標準 |
| 日常で開かないシートを隠す | チェックありなら償却率表・列の説明・タグマスタ・摘要の型を隠す | 外す |
入力とエラーチェック
| 項目 | 何に効くか | 既定の値 |
|---|---|---|
| 費目を選んだら科目・補助科目・税区分も入れる | 費目・入金・出金・金額など決め方の元の列を入れたとき、その行の科目・補助科目・税区分を決め方の表と費目マスタで値で入れる。口座・カードの科目は空欄の行のみ。外すと入れない | 入れる |
| 科目を変えたら税区分も入れ替える | 科目・補助科目を変えたとき、税区分を勘定科目マスタのデフォルト税区分に入れ替える。外すと空欄の税区分だけ入れる | 入れる |
| 重複から除く科目 | 重複の照合でこの科目の行を候補に出さない(「、」区切り) | 支払手数料 |
| 固定資産の表示区分 | この表示区分の科目が借方で「固定資産」の欄が空欄の行を拾う | 有形固定資産、無形固定資産 |
| 台帳へ載せる科目 | この科目が借方で「固定資産」の欄が空欄の行を拾う。「なし」で使わない | 一括償却資産、消耗品費/少額減価償却資産 |
| 登録番号が無くても控除できる費目 | 規則「登録番号が無いのに適格の税区分」で、この費目の行を判定しない | 電車・バス代(国内) |
| 少額特例を使う | 規則「登録番号が無いのに適格の税区分」で、税込1万円未満の行を判定しない | しない |
| 確認済の後に変わった行を出す | 「する」の場合、資料の行に確認済を付けた時点の仕訳の列を控え、控えと違う行を規則「確認済の後に仕訳の列が変わった行」で出す | しない |
| 前例の相手先の列 | 前例を探すときに相手先として見る資料シートの列(前から順に) | 支払先、取引先、相手先、明細 |
| 前例の件数 | 前例として数える件数(新しい方から) | 20 |
| 会計チェックの正本 | メニュー「全部更新(形・色・帳票も作り直す)」のときに「会計チェックの観点」へ観点を写す元のスプレッドシート(「、」区切りで複数) | 会計チェックリスト、賠償を避けるチェックリスト(会計処理の決まり フォルダ) |
締めと出力
| 項目 | 何に効くか | 既定の値 |
|---|---|---|
| 締める月 | 仕訳を出力・フィルタ表示・残高確認(口座の月末の行)が読む、月の締めの作業をする月(日付か「2026/08」の形) | 空欄=前月 |
| 残高確認に口座の月末の行を出す | 全部更新のたびに、口座・カードのシートごとに締める月の末日の行を残高確認に足す | しない |
| 出力と同時に取込済にする | する=CSVを保存した時点で取込済を記入。しない=取込履歴の「取込済」を押したときに記入 | する |
| CSVの文字コード | 出力する CSV の文字コード。自動なら弥生=Shift_JIS、マネーフォワード=UTF-8 | 自動(会計ソフトに合わせる) |
| 出力したCSVをドライブに保存 | チェックありなら、出力した CSV を保存先フォルダにも保存し、取込履歴から開ける | 本体の値を引き継ぐ |
| 出力したCSVの保存先フォルダ | CSV を保存するドライブのフォルダのURL | 空欄=このブックのあるフォルダ |
| 全部更新の確認 | する=全部更新の窓で「実行」を押すまで始めない。省く=窓を開いた時点で始める | する |
道具が使う項目(触らない)
| 項目 | 何に効くか |
|---|---|
| シートの型のブック | シートを作成で型を選ぶ元のブック |
| スクリプトの版 | このブックに入っている道具の版(全部更新のときに書かれる) |
| 最後に当てた日 | 道具を入れ直した日 |
| スクリプトID | このブックの道具の住所(直しを届けるのに使う) |
7. 各タブの説明
このツール独自のタブには、左上のセル(A1)のメモに「目的・使い方・編集」の3行があります(セルの右上の小さな三角の印。セルに合わせると出ます)。下の各節の最初の3行は、その3行と同じ文です。
直してよい所と直さない所をまとめます。「集計結果のため編集不可」と出ているタブは、打ち込もうとすると警告が出ます。直すときは資料シートで直してください。
タブの並びと色
タブは左から次の5つのまとまりの順に並び、同じまとまりのタブは同じ色です(この章もこの順に説明します)。
| まとまり | タブの色 | タブ(左から) |
|---|---|---|
| 資料 | 茶(資料シートは型の色) | シートマスタ・資料シート |
| 帳簿と点検 | 紺 | エラーチェック・仕訳帳(閲覧用)・仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(閲覧用)・総勘定元帳(編集用)・残高確認・固定資産台帳・会計チェックの記録 |
| 帳票 | 緑 | 貸借対照表・損益計算書・CF計算書・税区分集計表・推移表・月次の増減 |
| 決算と申告 | 紫 | 内訳書の下書き・給与と源泉の年間集計・法定調書の集計・税務調整の下書き・税金の納付・償却資産と別表16・消費税の申告書の欄・決算書の下書き(個人)(決算・申告の時だけ開くタブ) |
| マスタと設定 | 灰 | 設定・勘定科目マスタ・取引先マスタ・選択肢マスタ・費目マスタ・タグマスタ・摘要の型・償却率表・会計チェックの観点・列の説明・メニューの説明 |
閲覧用と編集用はタブの名前で見分けます(閲覧用は本文の地が薄い灰)。
入力する所と式の所
どのタブでも同じ見た目です。
| 所 | 見た目 |
|---|---|
| 人が打つ所(表の列) | 白の地・黒の文字 |
| 人が打つ所(帳票・総勘定元帳・推移表・月次の増減の上の欄) | 金の細線か、チェックボックス |
| 式で出る所(道具が書く件数なども) | 薄い灰の地・灰の文字。打ち込まないでください |
| 科目・補助科目・税区分・確認状況の色の付くセル | その色(式でも入力でも) |
帳票は表の全体が集計結果なので、地の色は付けていません。
畳んである列
見なくてよい補助の列(結びの列・指紋の列など)は、表の右の端にあり、列の上の「+」で開き、「−」で閉じられます。列を隠す(非表示にする)ことはしていません。
シートマスタ
- 目的:集計する資料シートの一覧(1行=1シート)
- 使い方:件数で進み具合を確認。追加は「シートを作成」
- 編集:メモ・シート名のみ可(件数・シートURLは式)
- 補足:このブックが読む資料シートの一覧。1行=1シートです。載っていないタブは集計されません。
- 列:シート名・カテゴリ(型)・未処理・未確認・要確認・確認済・取込済数・未取込数・エラー件数・最終取引日・シートURL・メモ・元資料のフォルダ(処理済・未処理)・最終格納日・処理マニュアル。右側に仕訳の列の位置。
- 上の2行:合計。
- 直してよい所:メモ。シート名(タブ名を変えたときに合わせる)。
- 直さない所:シートURL(タブを追う手がかり)・件数の列(式)・仕訳の列の位置。行は「シートを作成」で足します。
資料シート(各シート)
- 何のタブか:資料1件=1行。資料の内容と仕訳を書く、ただ1つの入力の場所です。タブ名はシートマスタの「シート名」と同じです。
- 上部:フォルダへのリンク・未処理の件数・最終更新と、そのシートに当たっているエラーチェックの規則の名前が出ます。
- 直してよい所:資料の内容・仕訳の列・確認状況・要確認の理由・備考・対応番号・タグ・判断・判断メモ(前に作った会社のブックでは複合仕訳番号も)。
- 取引先(仕訳の列の摘要の右):取引先マスタの取引先名を入れます(補助科目と同じ語)。空欄なら、仕訳帳では借方補助科目・貸方補助科目のうち取引先マスタにある名前が入り、「取引先の出所」に「補助科目」と出ます。
- 直さない所:通し番号。式の列(仕訳用日付・計算の残高・1人当たり金額など、薄い灰の地・灰の文字のセル)。
- 行の色:確認済の行・取込済の行は、行全体が淡い色になります。仕訳の列で式を上書きしたセルにも色が付きます。
エラーチェック
- 目的:仕訳と設定の食い違いを規則ごとに数える表
- 使い方:件数のある規則の「該当の行」から元の行を修正
- 編集:確認済・メモ・条件の値のみ可
- 補足:仕訳と設定の食い違いを、規則ごとに数える表です(「8. 考え方」のエラーチェック)。件数はすべて式で数えるので、ボタンを押さなくても入力に合わせて変わります。
- 1行目:エラーと要確認の件数・規則の数(3行)、「エラーのある規則だけ」のチェック。右の端の畳んだ列に「自動で数える」のチェックと規則の更新日。
- 列:分類・種別(エラー/要確認)・チェック内容・集計の条件(数え方を文にした物)・エラー件数・該当の行・確認済・メモ。右の端の畳んだ列に 判定のしかた・条件・設定による切り替え・確認の時期と、式が使う列。
- 直してよい所:確認済・メモ・条件の値。同じ分類の行を写して条件を変えれば規則が増えます。
- 直さない所:集計の条件・エラー件数・該当の行(式)。
- 法令で決まる値は「基準の値」のタブ、該当の行の一覧は「エラーの該当の行」のタブにあります。
エラーの該当の行
- 目的:エラーチェックで件数のある規則の該当の行の一覧
- 使い方:該当の行を押すと元の資料シートの行へ移動
- 編集:不可(元の資料シートの行で修正)
- 補足:エラーチェックの規則ごとに、当たった仕訳の行を1行ずつ並べます(日付・摘要・借方勘定科目・借方金額)。
仕訳帳(閲覧用)
- 目的:全資料シートの仕訳の一覧(式で常に最新)
- 使い方:絞り込みはフィルタ表示。修正は「取引を編集」から
- 編集:不可(元の資料シートで修正)
- 補足:全部の資料シートの仕訳を並べた物。式で表示しているので常に最新です。
- 直してよい所:ありません(編集不可)。直すときは行の「取引を編集」を押して、元の資料シートの行で直します。
- 並べ替え・絞り込みは、スプレッドシートの「フィルタ表示」を使ってください(自分の画面だけが変わります)。
仕訳帳(編集用)
- 目的:最終更新時点の仕訳。修正は元の資料シートに反映
- 使い方:取消は「直前の修正を元に戻す」(⌘Zでは戻らない)
- 編集:日付・摘要・科目・金額・税区分・確認状況
- 補足:最終更新の時点の仕訳。ここで直すと、元の資料シートの行へ反映されます。
- 直してよい所:日付・摘要・科目・補助科目・金額・税区分・確認状況など。並べ替え・絞り込みもできます(全部更新しても並べ替えた順のまま残ります)。
- 直さない所:行の追加・削除(資料シートで行う)。取込状況(仕訳を出力だけが書く)。複合仕訳の行(「取引を編集」から直す)。
- 直した内容は、メニュー「修正の取り消し」で1回分ずつ戻せます。反映できなかったセルには、セルのメモに理由が付きます。
- よく使う絞り込み(データ → フィルタ表示):未確認のみ/要確認のみ/税区分が未定・空欄/出力後に変更あり/今月/前月/締める月/出力待ち(確認済・未取込)/重複の判定が未確認。
総勘定元帳(閲覧用)
- 目的:選んだ科目の仕訳と残高(式で常に最新)
- 使い方:上で科目を選ぶ。修正は「取引を編集」から
- 編集:勘定科目・補助科目・期間の選択のみ可
- 補足:上の「勘定科目」「補助科目」で選んだ科目の仕訳を日付の順に並べた物。式なので常に最新です。
- 上:期首残高・期末残高・借方合計・貸方合計・期間・件数(確認状況ごと)・未確認・要確認を含める。
- 直してよい所:勘定科目・補助科目の選択。仕訳は「取引を編集」から元の行で直します。
総勘定元帳(編集用)
- 目的:選んだ科目の仕訳。修正は元の資料シートに反映
- 使い方:取消は「直前の修正を元に戻す」(⌘Zでは戻らない)
- 編集:「元帳を更新」で読込後、日付・摘要・金額など
- 補足:選んだ科目の仕訳を「元帳を更新」で読み込んだ物。ここで直すと元の資料シートへ反映されます。
- 使い方:勘定科目を選び、ボタン「元帳を更新」を押します。「勘定科目」「補助科目」の列で科目を付け替えると、その行は別の科目へ移ります(資料シートの行も変わります)。
- いつも未確認・要確認を含む全部の行を出します。
残高確認
- 目的:通帳・明細の残高と帳簿の残高を照合し、差額を確認する
- 使い方:確定残高を入力し、差額が0でなければ理由をメモに入力
- 編集:科目・補助・日付・確定残高・メモのみ可(ほかは式)
- 補足:通帳・カード明細などの残高(確定残高)と、その日までの仕訳から出した帳簿の残高を比べる表です。
- 列:勘定科目・補助科目(科目を選ぶとその科目の補助の一覧)・日付・確定残高・帳簿の残高・差額・メモ・確認済でない行。
- 帳簿の残高・差額・確認済でない行は式です。確認済でない行は、その日までのその科目の行のうち、確認状況が確認済でない行の数です。
- 帳簿の残高は、設定の「未確認・要確認を含める」に従って数えます(見出しの上に今の範囲が出ます)。
- 直してよい所:勘定科目・補助科目・日付・確定残高・メモ。
- 前の版の列(この日まで締める・締めた後の変更・締めた時点の控え・今の控え)は、全部更新で削除されます。締めの記録(チェック・セルのメモ)がある列は削除せず、見出しに「(使用停止)」を付けて残します。使っていない列なので、不要であれば列ごと削除してください。
固定資産台帳
- 目的:固定資産ごとの取得価額と減価償却の台帳
- 使い方:「固定資産台帳へ転記」の後に耐用年数などを入力
- 編集:転記後に入れる列のみ可(償却額などは式)
- 補足:固定資産の台帳。「固定資産台帳へ転記」で資料シートの行から写します。
- 列:確認状況・資産コード・資産の名称・勘定科目・種類・構造・細目・数量・取得年月日・事業供用年月日・取得価額・償却方法・耐用年数・償却率・期首帳簿価額・当期償却額・期末帳簿価額・事業専用割合・減少・償却資産申告・元の取引。
- 直してよい所:償却方法・耐用年数・事業専用割合・減少・償却資産申告など、写した後に入れる列。
- 直さない所:償却率・期首帳簿価額・当期償却額・期末帳簿価額などの式の列。行は消さず、転記の取り消しはメニューから行います。
会計チェックの記録
- 目的:観点ごとに、誰がいつ何を見てどう判断したかの記録
- 使い方:上の対象を入れると未記録の観点を表示。1観点1行
- 編集:対象・観点ID・版・見た人から右(分野〜見方は式)
- 補足:式では決まらず人か Claude が判断して見る観点(会計チェックの観点のタブ)を、どう見てどう判断したかの記録です。行は積み、消しません。
- 上の3行:1行目=対象(「2026-08」=月次、「2026-06期 決算」「2026-06期 申告」)。2行目=その対象で見る観点の数・記録の数(結果ごと)・未記録の観点。3行目=毎回必ず見る観点(賠償を避けるチェックリストの「毎回」)で未記録の物(赤)。
- 見る観点の決め方:対象の文字から時期(月次・決算・申告)、設定「法人・個人」から対象(共通と、法人か個人)。時期が空の観点は決算・申告で見ます。
- 列:対象・観点ID・版・一覧・分野・時期・観点・見方・見た人・見た日・結果・見た物・判断のメモ・直した仕訳・先方への確認・確かめた人・確かめた日。
- 結果:問題なし・直した(緑)/保留(黄)/先方に確認(赤)/対象なし(灰)。
- 版:記録するときに入れます。空欄なら最新の版の文を出します(後で版が上がると、空欄の行の文は新しい版に変わります)。観点ID が観点の一覧に無いと、観点ID のセルが赤になります。
- Claude が月の締め・決算の下準備で見たときも、同じ記録に1観点1行で書きます(見た人=Claude)。
貸借対照表・損益計算書・CF計算書
- 何のタブか:表示期間の集計結果。金額は資料シートを直すとその場で変わります。
- 上の切り替え:期間・未確認・要確認を含める(全帳票共通)・補助科目を表示(CF計算書は科目の内訳を表示)・金額0の科目を隠す・科目の色を帯で表示・タグの絞り込み。損益計算書は前期と構成比を表示 も選べます。
- 貸借対照表の最下行:貸借の差額。0 でなければ、開始残高か仕訳に貸借の合わない所があります。
- 右:消費税・法人税等の概算(設定の会社の情報を読みます)。
- 直してよい所:上の切り替えだけ。
税区分集計表
- 目的:科目ごと・税区分ごとの集計(消費税の確認用)
- 使い方:想定外の税区分の科目を探し、元帳で確かめる
- 編集:上の切り替えのみ可
- 補足:表示期間の仕訳を、科目ごとに税区分ごとの金額で横に並べた表です。金額は資料シートを直すとその場で変わります。
- 見る所:勘定科目マスタで許容していない税区分の金額は黄、未定・マスタに無い税区分は赤で表示します。
- 上の切り替え:貸借対照表と同じ(期間・未確認・要確認を含める・補助科目を表示・金額0の科目を隠す・科目の色を帯で表示・タグの絞り込み)に加え、対象外だけの科目を隠す も選べます。
推移表
- 目的:科目ごとの月別の金額(上が貸借、下が損益)
- 使い方:月の範囲を変えたら「推移表を再作成」
- 編集:月の範囲と上の切り替えのみ可
- 補足:月ごとに横へ並べた表。上が貸借の部、下が損益の部です。
- 月の範囲:C3(開始)・D3(終わり。空なら今の終わりの月)。60か月まで。範囲を変えたらボタン「推移表を再作成」を押します。
- 月の列の数字を選んで「元帳を開く」を押すと、表示期間をその月にしてから、その月の元帳を開きます。
月次の増減
- 目的:前月・前年同月から大きく増減した科目の一覧
- 使い方:対象の月を選び、増減の理由を確かめる
- 編集:対象の月のみ可(基準は設定で変更)
- 補足:対象の月について、前月・前年同月から大きく動いた科目を並べます。基準は設定「月次の増減の基準(金額)」「月次の増減の基準(増減率)」。
- 直してよい所:対象の月。
内訳書の下書き
- 目的:勘定科目内訳明細書などに写す金額の下書き
- 使い方:右の対応表で科目を割り当て、申告書へ転記
- 編集:右の「内訳書と科目の対応」のみ可
- 補足:勘定科目内訳明細書の主な表(預貯金等の内訳書など)と、法人事業概況説明書の月別の欄を、仕訳から並べた下書きです。期間は設定「内訳書の期間」。
- 右の「内訳書と科目の対応」で、どの科目をどの内訳書に載せるかを決めます。
- 作られ方:仕訳データと勘定科目マスタの開始残高を式で読みます。資料シートを直せば、全部更新を押さなくても金額が変わります。どの科目・補助科目の行を並べるかは、右の対応表から全部更新のときに作ります。
- 行の分け方:右の対応表の3列目「行の分け方」が「取引先」の表は、科目の行の下に、その科目で使った取引先の行と「取引先なし」の行(科目の全部から取引先の行を引いた残り)を出します。空欄・「補助科目」の表は補助科目の行です。新しい取引先の行は、次に行を作り直すとき(マスタを変えた後の全部更新)に増えます。それまでは「取引先なし」に入ります。
- 名称(正式名称)・所在地(住所)・関係・登録番号:取引先マスタから、取引先の行は取引先名、補助科目の行は補助科目の名前で引きます(取引先マスタに無い名前は空)。
- 法人事業概況説明書(月別):源泉徴収税額(右の対応表「預り金/源泉所得税(貸方)」=その月に預かった額)と従事員数(「手で入力」。行を作り直しても残ります)。
- 法人事業概況説明書(主要科目):右の「主要科目の欄」の表の科目の金額を、千円未満切り捨てで出します(貸借の科目は期末残高、損益の科目は期間の合計)。「大分類:1_資産」「表示区分:…」はその区分の科目を全部足し、頭に「−」を付けた科目は引きます。
- 申告書へ写すもの:各表の「期末残高/期間の合計」を内訳書の期末現在高(損益の科目は期中の金額)に、名称・所在地・関係・登録番号を相手先の欄に写します。金融機関の支店と口座番号・利率・担保など、この表に無い項目は資料から書き足します。
- 作っていない表:棚卸資産・有価証券・支払手形・土地の売上高等・売上高等の事業所別・工業所有権等の使用料の内訳書(必要な会社は右の対応表に表と科目を足す)。
給与と源泉の年間集計
- 目的:源泉徴収票と源泉の納付の照合に使う暦年の集計
- 使い方:年を入れ、右の対応表で一覧表の項目を区分へ割当
- 編集:年・月別の区分・右の3つの表のみ可
- 補足:支給控除一覧表の型のシート(シートマスタに載っていて、見出しに 対象月・項目・金額 があるシート)の行を、支給日の年で人ごと・月ごとに集計します。人は従業員番号で突き合わせ、氏名は一番新しい月の字を出します。
- 右の「支給控除一覧表の項目の対応」:一覧表の「項目」の字を、支給(課税)・支給(非課税)・社会保険料・源泉所得税・住民税・その他の控除・対象外に割り当てます。対応表に無い項目は、表の上に件数と項目を赤で出します(集計に入りません)。
- 右の「人の区分」:役員のチェックと退職した月。源泉徴収票の提出の判定に使います(令和9年1月以後に出す分=令和8年分から、年の途中で退職し支払が30万円以下の人を除く全員。基準の値の表の値で判定)。
- 月ごとの源泉の預りと納付:一覧表の源泉所得税、仕訳の預り金(右の「源泉の科目」の補助)の貸方と借方を月ごとに並べます。一覧表と仕訳の差があれば赤。設定「納期の特例」が「する」なら、半年ごとの預りと納付(7月・翌年1月の支払)を並べます。
- 人ごとの月別:上の「月別に見る区分」で選んだ区分の月ごとの金額です。
- 防ぐ事故(賠償を避けるチェックリスト):B-G01 納期の特例・B-G03 年末調整・B-G04 法定調書の提出範囲。
法定調書の集計
- 目的:支払調書と合計表に写す相手ごとの年間の額
- 使い方:年を入れ、提出が「出す」の相手を調書へ転記
- 編集:年・前々年の提出枚数・右の集計する科目のみ可
- 補足:取引先マスタの「報酬の区分」が入っている相手(対象外・使わないを除く)と、「不動産の使用料」にチェックがある相手を、その年の仕訳(取引先)から集計します。支払金額は右の「集計する科目」の科目の借方−貸方です。
- 源泉徴収税額:その相手の行の預り金(報酬源泉所得税)の貸方です。源泉の行に取引先が無いときは、同じ組(通し番号の整数の部分が同じ行)か対応番号の行の取引先で拾います。
- 提出:報酬の区分ごとの基準(原稿料・弁護士等は5万円超、外交員・ホステス等・診療報酬・広告宣伝の賞金は50万円超)を超えれば「出す」。法人への支払でも、源泉の有無でなく区分で判定します。不動産の使用料等は同一人に15万円超で「出す」。法人への家賃・地代だけなら出しません(権利金・更新料などは出す)。
- 欠けている欄:正式名称・所在地・個人番号の控え(個人)・法人番号(法人の登録番号)が取引先マスタに無いものを出します。
- 法定調書合計表:給与は「給与と源泉の年間集計」の合計、報酬・不動産は下の表の合計です。前々年の提出枚数を入れると、e-Tax で出す枚数か判定します(令和9年1月以後の提出は30枚以上)。
- 防ぐ事故:B-G04 法定調書の提出範囲と電子提出の義務・B-G02 非居住者への支払(非居住者は別の調書のため、この表で拾えない相手は資料で確かめる)。
税務調整の下書き
- 目的:別表4などに写す加算・減算の候補と金額
- 使い方:内容を確かめて「採る」を付け、合計を概算へ反映
- 編集:採る・メモ・手で入力の欄・右の対応表のみ可
- 補足:期首〜期末の仕訳から、交際費等(別表15)・寄附金(別表14)・延滞税など・法人税等・役員給与・所得税額控除(別表6(1))・受取配当等(別表8(1))・繰越欠損金(別表7(1))の金額を出します。科目と補助の名前は右の「科目と補助の対応」で直せます。
- 採る:金額が決まる物(交際費・寄附金の損金不算入、延滞税など、受取配当の益金不算入、欠損金)は最初からチェック、判断が要る物(区分なしの延滞金・役員報酬の増えた額・納税充当金から支出した事業税等)は外してあります。
- 合計:採った行の「加算」「減算」の合計が「税務調整の合計(加算−減算)」です。損益計算書の法人税等の概算は、帳票の期間が期首〜期末のとき、これを所得に足し引きします。
- 税引前利益の外:表示区分「法人税等」の科目(法人税・住民税・納税充当金・源泉所得税)は税引前当期純利益に入っていないので、別表4では加算しますが、この合計には入れません(「別表4で加算(税引前利益の外)」の行)。中間の事業税は経費になるので減算に入れます。
- 繰越欠損金:生じた期の期首・期末・欠損金額・前期までに使った額を入れると、残り・使える最後の期末・当期に使う額(古い期から)を出します。中小法人等以外は所得の50%まで。
- 防ぐ事故:B-H03 役員給与・B-H07 欠損金・B-H09 中小企業者等の特例・B-H11 所得税額控除の明細・B-H12 受取配当・寄附金・交際費の明細・B-H24 前期の別表5(1)の引継ぎ。
税金の納付
- 目的:別表5(2)の納付の動き・中間納付・均等割の月数
- 使い方:前期の別表5(2)から期首の未納などを入力
- 編集:「手で入力」の列・均等割の表のみ可
- 補足:税目ごとに、期首の未納・充当金から納付・期末の未納(手で入力)と、経費で納付(仕訳の法人税等・租税公課の借方。未払法人税等へ計上した行は除く)を並べます。
- 未払法人税等との突き合わせ:手で入れた合計と、仕訳の未払法人税等(開始残高+貸方−借方)の差を出します。差があれば赤。
- 中間納付:法人税等の支払を月ごとに出し、期首から7〜9か月目の支払を損益計算書の概算の「中間納付済」に使います(0なら前と同じく前期の税額から計算)。
- 均等割の月数:事務所ごとに開設日・廃止日・年額を入れると、当期の月数(1か月未満は1か月・端数は切り捨て)と按分した額を出します。
- 防ぐ事故:B-H24 別表5(2)の引継ぎ・B-H27 防衛特別法人税の申告・B-L11 休業法人の均等割。
償却資産と別表16
- 目的:償却資産申告の評価額と別表16の並びの下書き
- 使い方:申告の年を入れ、所在地ごとの課税標準額を確認
- 編集:申告の年・右の2つの対応表のみ可
- 補足:固定資産台帳の「償却資産申告」が対象の資産を、申告の年の1月1日現在で並べ、評価額(前年中の取得は取得価額×前年中の減価残存率、それより前は毎年の前年前の減価残存率を掛ける。1円未満切り捨て・取得価額の5%が下限)を出します。減価残存率は償却率表の列から読みます。
- 所在地ごとの課税標準額:申告の種類ごとの評価額の合計と、課税標準額(千円未満切り捨て)、免税点(150万円未満は課税されないが申告は要る)です。
- 別表16:台帳の償却方法が「別表16」の資産を償却方法・種類・耐用年数ごとに、少額特例(別表16(7)・当期の取得と年間の上限)、一括償却資産(別表16(8))を並べます。償却方法の値の扱いは右の表で直せます。
- 評価額は取得価額から毎年計算します。前年の申告書と違う資産(中古の取得・前の申告の誤り)は申告書の値が正しいので、資料で確かめます。
- 防ぐ事故:B-L01 償却資産申告・B-H01 特別償却と税額控除・B-H10 少額減価償却資産の特例の明細。
消費税の申告書の欄
- 目的:消費税の付表の欄の番号ごとの金額の下書き
- 使い方:右の対応表で税区分を割り当て、付表へ転記
- 編集:右の対応表の税区分〜控除割合のみ可
- 補足:期首〜期末の仕訳の税区分を、右の「税区分と集計区分の対応」で集計区分(課税売上 7.8% など)に割り当て、付表1-3・付表2-3(本則課税)・付表6(2割特例)・付表5-3(簡易課税・1種類の事業)の欄の番号ごとに金額を出します。設定の課税方式で使わない表は帯に「使わない」と出します。
- 対応表:用途(課税売上げのみ・共通・非課税売上げのみ)は個別対応方式に、控除割合は経過措置(80%・70%など)に使います。仕訳で使っているのに対応表に無い税区分は、表の上に赤で出します。
- 付表1-3 の④控除対象仕入税額は、課税方式で付表2-3 の㉖・付表6 の⑦・付表5-3 の⑤から選びます。
- 作っていない欄:貸倒れ・貸倒回収・課税貨物(輸入)・特定課税仕入れ(税区分が無いため0。ある会社は資料で確かめて付表に書き足す)、簡易課税で2種類以上の事業がある場合。
- 防ぐ事故:B-C07 原則・簡易・2割特例の比較・B-C08 課税売上割合・B-C09 簡易課税の事業区分・B-C10 課税標準と課税売上割合・B-C12 経過措置・B-C20 還付申告の明細。
決算書の下書き(個人)
- 目的:個人の青色申告決算書・収支内訳書に写す金額の下書き
- 使い方:読み替える勘定科目を確かめ、確かめが一致なら転記
- 編集:読み替える勘定科目・白い欄のみ可(金額は式)
- 補足:設定「法人・個人」が個人事業主のブックだけにあります(全部更新が作る)。期首〜期末の仕訳から、国税庁の様式(令和5年分以降用)の欄の番号ごとに金額を出します。資料シートを直せば、全部更新を押さなくても金額が変わります。
- 上の「確かめ」:所得(損益計算書の㊸と貸借対照表)・減価償却費(⑱と減価償却費の計算)・売上(①と月別の計)が「一致」、勘定科目マスタに無い科目が「なし」、基準の値の行が「あり」なら緑。それ以外は赤です。
- 読み替える勘定科目:決算書の欄ごとに、どの勘定科目を足すかを「、」で区切って書きます(初期値あり。㉕〜㉚・㉟㊱・㊵㊶の空いた欄は名前も書けます)。どの欄にも無い費用の科目は㉛雑費に入り、その下の行に科目の名前が出ます。①は収益の科目の全部(㉞〜㊱に書いた科目を除く)です。
- 収支内訳書(一般用):青色申告決算書と同じ読み替えを初期値で指します(書き換えれば収支内訳書だけ変わります)。⑳専従者控除は、下の「人と物件」で「事業専従者(白色)」にチェックした人の数と続柄(配偶・妻・夫を含めば配偶者)から、基準の値の上限(配偶者/配偶者以外)と⑲÷(人数+1)の少ない方で出します。
- 貸借対照表(資産負債調):期首の事業主貸・事業主借は空、元入金=期首の資産−期首の負債(様式の注)、所得の行は資産−負債−事業主借−元入金の残りです。これが損益計算書の㊸と一致することを上の確かめで見ます。
- 内訳(給料賃金・専従者給与・地代家賃・利子割引料・税理士等の報酬):仕訳の取引先(無ければ補助科目)ごとに並べます。住所は取引先マスタから、年齢・続柄・従事月数・源泉徴収税額(年末調整後)・賃借物件は下の「人と物件」から引きます。表に入りきらない人数は計の行に出ます。
- 青色申告特別控除額:設定「青色申告特別控除の要件」と期末の日で、基準の値の「青色申告特別控除(要件)」の行から上限を引き、⑦(㊸)と比べて少ない方です。不動産所得がある人は⑥に入れます(そちらから先に引きます)。
- 作っていない物:所得税の申告書そのもの(所得控除・税額の計算は申告ソフトで)・売上先と仕入先の明細・貸倒引当金の繰入額の計算・製造原価の計算。
基準の値
- 目的:法令・会計ソフト・事務所で決まる基準の値の一覧
- 使い方:改正時は終了日を入れ、新しい値の行を下に追加
- 編集:値・開始日・終了日・出所・確認した日のみ
- 補足:エラーチェック・申告の集計・決算書の下書き(個人)が、項目の名前と日付で値を引きます。項目の名前を変えると引けなくなります(式に「未登録」と出ます)。
- 列:項目・値・出所・開始日・終了日・確認した日・種類(法令/会計ソフト/事務所)。
設定
- 目的:会社ごとの決まり(期首・期末・経理方式など)
- 使い方:「影響」の列で使われ方を確かめてから値を変更
- 編集:値の列のみ可(項目名は変えない)
- 補足:会社ごとの決まり(「6. 設定タブの項目の一覧」)。値の列だけを直します。
勘定科目マスタ
- 目的:勘定科目・補助科目の一覧(帳票の並び・色の元)
- 使い方:追加は「科目・補助科目を追加」から
- 編集:全部可(右の開始残高の検証は式)
- 補足:科目と補助科目の一覧。1行=1科目または1補助科目です。
- 列:表示区分・CF区分・勘定科目・補助科目・開始残高設定・並び順(小さい数字が上)・デフォルト税区分・エラーチェックで許容する税区分。右に開始残高の検証。
- 直してよい所:全部。科目の追加は「科目・補助科目を追加」を使うと、並び順と選択肢まで合わせます。
- 名前を変えるときは、資料シートの行も同じ名前に置き換えます(メニュー「マスタに無いものの整理」)。
取引先マスタ
- 目的:仕訳の取引先と補助科目をつなぐ相手の一覧
- 使い方:取引先名は補助科目と同じ語。内訳書が名称を引く
- 編集:取引先名〜備考の列(右の3列は式)
- 補足:1行=1つの相手。取引先名がキーで、補助科目の名前と同じ語にします。内訳書の下書き(名称・所在地・関係・登録番号)が、取引先名で引きます。
- 列:取引先名・よみ・正式名称・区分・登録番号・個人番号の控え・郵便番号・所在地(住所)・代表者・当社との関係・関係の詳しさ・役職・常勤・非常勤・役員の名前・報酬の区分・不動産の使用料・源泉・銀行・支店・口座の種類・口座番号(下4桁)・口座の名義(カナ)・ほかの書き方・使わない・備考。右の端に 当期の件数・最後の取引日・補助科目にある(式。列の上の「+」「−」で開け閉め)。
- 区分・当社との関係・常勤・非常勤・報酬の区分・源泉・口座の種類はプルダウンです(選択肢は選択肢マスタの同じ名前の列)。
- 個人番号そのもの・口座番号の全部は入れません(共有するブックのため。個人番号は受け取ったかのチェックだけ)。
- 使わなくなった相手は行を消さず「使わない」にチェックします。
選択肢マスタ(タブ名「その他プルダウンマスタ」)
- 目的:税区分・確認状況などプルダウンの選択肢の一覧
- 使い方:選択肢は列の一番下に追加
- 編集:追加のみ可(選択肢の色は画面で付ける)
- 補足:税区分・確認状況・取込状況・表示区分・CF区分・源泉・償却方法・重複判定結果などの選択肢の一覧。税区分の行には、マネーフォワード・弥生での書き方と税率があります。
- 税区分の値は略称です(例 課仕10=課税仕入 10% 適格、課仕10 80%=80%控除)。資料シートで選ぶ値は「税区分(プルダウン)」の列、意味は隣の「税区分の正式名」の列で確かめます。前に作った会社は正式名のままの場合があります。弥生・マネーフォワードの書き方へは仕訳を出力するときに変換されます。
- 直してよい所:選択肢の追加。
- 注意:選択肢の色(チップの色)は画面で手で付けた物です。道具で書き直すと消えて戻せないので、選択肢の色は画面で直します。
費目マスタ
- 目的:費目ごとの勘定科目・補助科目・既定の税区分
- 使い方:導入時に内容を確認し、最終確認日と確認した人を記入
- 編集:全部可。使わない費目は消さず「使わない」へ移す
- 補足:費目(「飲食(打合せ・店内・国内)」など)ごとに、勘定科目・補助科目・デフォルト税区分を決める表です。資料シートで費目を選ぶと、この表で仕訳が決まります。
- 列:費目・勘定科目・補助科目・デフォルト税区分・並び順・補助の決め方・使わない・最終確認日・確認した人。使用件数はメニュー「費目マスタに使用件数を記入」で書きます。
- 直してよい所:全部。使わなくなった費目は消さずに「使わない」に移し先を書きます。
タグマスタ
- 目的:タグ1〜3の選択肢の一覧(帳票の絞り込み用)
- 使い方:列ごとに上から名前を入力
- 編集:全部可
- 補足:タグ1〜3の選択肢。帳票をタグで絞るのに使います。
摘要の型
- 目的:よく使う摘要の文の一覧。摘要に「@」のみ入力して Enter で選択
- 使い方:{明細}は行の値、{月}は日付から入る
- 編集:全部可(1行=1つの型)
- 補足:呼び出し・摘要の型・メモ。型の中の {明細}・{備考} などの見出しの名前はその行の値、{年}・{月}・{日}・{前月}・{翌月} は日付から入ります。
- 例:呼び出し「家賃」、摘要の型「{月}月分 家賃 {明細}」の行があれば、摘要に「@家賃」と入れると「9月分 家賃 …」に置き換わります。呼び出しがマスタに無いとき・{…} の列が無いときは置き換えず、理由を右下に出します。
償却率表
- 目的:耐用年数ごとの償却率(固定資産台帳が読む)
- 使い方:法令の改正時に値と出所・確かめた日を直す
- 編集:改正時の値・出所・確かめた日のみ
- 補足:耐用年数ごとの償却率(出所と確かめた日つき)。法令が変わったら直します。
会計チェックの観点
- 目的:判断して見る観点の一覧(事務所の正本の写し)
- 使い方:形を整えるときに正本から写す。赤は正本と違う行
- 編集:会社の観点の追加のみ可(正本の行は正本で直す)
- 補足:正本は「会計処理の決まり」フォルダのスプレッドシート「会計チェックリスト」(観点ID は K-)と「賠償を避けるチェックリスト」(番号は B-)。設定「会計チェックの正本」に並べた物を、全部更新のたびに写します(続けて押したときは10分に1回)。
- 突き合わせ:観点ID+版。正本にあってこのタブに無い観点を下に足します。正本と中身が違う行は「正本との違い」に列の名前が出て赤になります(文は上書きしません)。正本で使わないになった行は、ここでも使わないになります。
- 会社だけの観点:下に行を足します(出所が「会社」になり、写しても消えません)。
- 列:観点ID・版・一覧・毎回・分野・時期・対象・観点・見方・見つかったときの扱い・助けになる規則・根拠・使わない・出所・正本との違い。
列の説明
- 目的:見出しのメモと、作業ごとに表示する列を決める表
- 使い方:右の4列:チェック=表示・外す=非表示・空欄=そのまま
- 編集:全部可。反映はメニュー「見出しに列の説明を付け直す」
- 補足:見出しごとの説明と、作業ごとの列の表示で出す列。直すと見出しのメモと列の表示に反映されます。
- 列:見出し・説明・入力・税区分の点検・資料との照合・出力の確認。
- 説明:資料シート・仕訳帳・総勘定元帳の同じ名前の見出しに、マウスを乗せると出るメモとして付きます(メニュー「初期設定と保守」→「見出しに列の説明を付け直す」で反映)。
- 右の4列:メニュー「シートとマスタ」→「作業ごとの列の表示」でその作業を選んだとき、チェックの付いた列を表示し、チェックを外した列を隠します。空欄は表示を変えません。「入力」の列は入力の作業のときに見せる列の印で、人が入力する列かどうかの印ではありません(式の列にも付いています)。
- 確かめ方:作業ごとの列の表示を切り替え、要る列が出て要らない列が隠れるかを見ます。戻すときは「切り替える前の表示に戻す」。
メニューの説明
- 目的:メニュー「会計管理」の各項目の内容と使う場面
- 使い方:「使う場面」の列で毎日・毎月・決算などを探す
- 編集:不可(全部更新で書き直す)
- 列:メニューの場所・名前・押すと何が起きるか・使う場面(毎日/毎月/決算/初めだけ/困ったとき)・ボタン(そのボタンが置いてあるシート)。
- 文は「5. メニューとボタンの一覧」の表と同じです。
隠しタブ(ふだん開かない)
| タブ | 役目 |
|---|---|
| 仕訳データ | 全部の資料シートの仕訳の列を式で縦に並べた表。帳票・総勘定元帳・残高確認はここを読む |
| 月×科目の合計 | 月次の増減が読む合計 |
| エラーチェックの作業列 | エラーチェックの規則が読む計算の列 |
| プルダウンの見本 | 選択肢の見本(色の引き先) |
| 出力の控え | 仕訳を出力で取込済を戻すための控え(初めて出力したときに作られる) |
| 取込履歴 | 仕訳を出力の履歴(初めて出力したときに作られる。仕訳を出力の窓から見る) |
隠しタブは直さないでください。
8. 確認状況・重複・残高の確定・エラーチェックの考え方
確認状況
- 未確認(空欄)→ 要確認 → 確認済 の3つです。
- 確認済:資料と仕訳を突き合わせて正しいと確かめた行。会計ソフトへの出力は、既定で確認済の行だけです。
- 要確認:判断に迷う行。「要確認の理由」を選び、判断メモに書きます。顧問先に聞く行もここです。
- 担当(Claude・道具)は確認状況・要確認の理由を書きません。担当が迷った所・聞きたい所・残りの作業は「担当メモ:…」の列に書きます。
- 帳票に未確認・要確認の行を含めるかは、設定「未確認・要確認を含める」(各帳票の上のチェックボックスでも切り替えられます。1つを変えると全部の帳票が変わります)。
- 根拠の種類・根拠と判断メモ:担当者が起こした行には、「根拠の種類」(辞書/過去の取引/推定)と「根拠」(どの論点をどう扱ったか・なぜ・扱わなかった近い論点)が入ります。根拠が空欄の行には、費目マスタと前例から作った確認の要点が入ります。前例と違う科目・税区分にすると、その場で前例と比べて違いを控えます。判断メモは人が理由を書く列です(空欄でも色は付きません。前例と違った行はエラーチェックの一覧で確認します)。
重複
同じ取引が2つの資料シートに入っていないか(例:カード明細と領収書の両方に同じ支払い)を確かめます。
- 候補の組は、資料を起こした直後に担当者が全部の資料シートを横断して照合し、次の列に書きます:重複番号・重複判定の根拠・重複判定の理由・重複の判定・重複の相手。重複の確認は人が付けます(前の名前:重複判定根拠・重複の手がかり=重複判定の根拠、重複判定結果=重複の判定)。
- 重複の判定の値
| 値 | 意味 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 重複と判断 | 同じ取引。確認すると、残す行のほかの行の仕訳を空ける | Enter で確認(まとめて確認もできる) |
| 判断できない | 資料だけでは決められない | 判定を選び直して確認 |
| 未判定(担当は書かない) | 判定が空欄・組の中で食い違う組の区画 | 判定を選んで確認 |
| 別取引だが可能性あり | 別の取引と見ているが、同じ取引の可能性が残る | 1組ずつ見る |
| 別取引(確実) | 明らかに別の取引 | まとめて確認できる |
- 人が確かめたら「重複の確認」が確認済になります。道具が書き直すのは、重複の確認が空欄の行だけです。
- 確かめ方:メニュー「重複の判定を確認」。1=重複と判断・2=別取引だが可能性あり・3=別取引(確実)に変えて確認。← → で前後の組。Z で直前の確認を取り消し(空けた仕訳も戻ります)。
- 別取引(確実)以外は、人が確認するまで会計ソフトへ出力されません。
残高の確定
- 残高確認のタブで、通帳・カード明細などの残高(確定残高)と帳簿の残高を比べます。差額が 0 でなければ、理由をメモに入れます。
- 行を締めて動かなくする仕組み(締め・ロック)はありません。終わりの印は、行ごとの確認状況(確認済)と取込状況(取込済)です。
- エラーチェックの規則「残高確認」が、差額があるのにメモが空の行・その日までに確認済でない行がある行・残高確認に行の無い口座のシートを出します。
エラーチェック
- 規則ごとに、合わない仕訳の件数を数えます。規則は分類(科目と税区分・インボイスの登録番号・金額の範囲・空欄・マスタに無い・固定資産・重複・設定の食い違い・期末の残高 など)ごとに並んでいます。
- 件数はすべて式で数えるので、資料シートを直すとボタン無しで件数が変わります。上の「自動で数える」を外すと計算を止め、「停止中」と出ます(重い作業の間だけ外します)。
- 規則の行を足した直後は「未判定」、読む列やタブが無い規則は「数えられない」と出ます。規則の条件を書くと式が入ります(入らないときはメニュー「初期設定と保守」→「エラーチェックの式を入れ直す」)。
- 確認の時期:日常/決算時/申告時。毎月は「日常」の規則を 0 件にします。
- 件数が正しい(直す必要が無い)と確かめた規則は「確認済」にします。確認済にした後で件数が増えると、確認済のままでも赤になります。
- 「該当の行」から、合わない行へ移れます。
- 設定の値(法人・個人、課税方式、資本金など)で判定しない規則は「対象外」になります。
9. 仕訳を会計ソフトへ出す(弥生・マネーフォワード)
出力の手順
- メニュー「仕訳を出力」(またはボタン)で窓を開きます。
- 選ぶもの:確認状況(確認済/要確認/未確認)・取込状況(未取込/取込済)・締める月の末日まで・形式(マネーフォワード/弥生)・経理方式(税込/税抜)。既定は設定の会計ソフト・経理方式・締める月です。
- 「出力」を押すと、仕訳帳を更新 → 点検 → CSV → 取込状況に記入 の順に進みます。CSV は各資料シートの仕訳の列から作ります(仕訳帳は経由しません)。
- 保存した CSV を、会計ソフトの仕訳の取込で取り込みます。
- 取込状況に「取込済」と取込日が入ります(設定「出力と同時に取込済にする」が「しない」の会社は、会計ソフトに取り込めたのを確かめてから、取込履歴の「取込済」を押します)。
出力の前に止まるもの・確かめるもの
- 止まるもの(直してから出す):伝票の中で日付が違う・同じ組の行が離れている・組の中で同じ通し番号・通し番号の小数が3桁・(前に作った会社のブックで)同じ組に複合仕訳番号の入った行と異なる行が混ざる・伝票の一部だけ・重複の判定が未確認・マネーフォワードで控除不可を表せない税区分・弥生の科目名の桁数の超過・マスタに無い科目や税区分。
- 確かめてから出すもの:読み取れないシート・取込済を含める・出力済みで未取込・会計期間の外の日付・経過措置の割合と取引日・弥生会計 27 以降でないと取り込めない税区分・その会社の初めての出力・ドライブの保存先。
会計ソフトごとの違い
| マネーフォワード クラウド会計 | 弥生会計 | |
|---|---|---|
| 形式 | 見出しのある CSV | 見出しの無い CSV |
| 文字コード | UTF-8 | Shift_JIS(Shift_JIS で出せない文字は出力の前に点検) |
| 税区分 | 選択肢マスタの「MF」「MFインボイス」の列の書き方 | 選択肢マスタの「弥生」の列の書き方(税抜経理では「込」を「内」に読み替え) |
| 摘要の上限 | 200字 | 半角64桁(超えた分は取込で切れる) |
| 科目名の上限 | 100字 | 半角24桁(超えると取り込めない) |
取込履歴
- 出力のたびに1件(いつ・形式・経理方式・行数・借方合計・貸方合計・対象のシート・保存した CSV・状態)残ります。
- 戻す:その回の取込済を外し、元の状態に戻します(会計ソフト側の仕訳は、会計ソフトで消してください)。
- 取込済・取り消す・CSV の作り直し もここから行えます。
- 出力した後に元の行を直すと「出力後の変更」の列に印が付きます(フィルタ表示「出力後に変更あり」)。会計ソフト側も直してください。
最初の出力の前に
- 出力は勘定科目マスタの表記のまま出します。会計ソフトの科目名・補助科目名と違うと、取込で止まるか、会計ソフトに別の科目ができます。最初の出力の前に、会計ソフトの科目一覧・補助科目一覧と勘定科目マスタを突き合わせてください。
10. 困ったとき
| 出ている表示・起きていること | どうすればよいか |
|---|---|
| メニュー「会計管理」が出ない | ブックを開き直す(開いてから数秒かかります)。スマホのアプリでは出ません |
| 初めて押したときに許可の画面が出た | 使うアカウントを選んで「許可」。1回だけです |
| 「他の処理が実行中です。終了後に実行してください」 | 全部更新などが動いています。終わってからもう一度押す。前の窓を閉じた場合は、数分待つと開始できます |
| 開いたときに、前回の全部更新が途中で止まったと出た | もう一度「全部更新」を押す |
| 全部更新で「形を整えています」と出て長い | メニュー「全部更新(形・色・帳票も作り直す)」の後の1回だけ数分かかります。そのまま待つ |
| 帳票・元帳の数字が古い | 閲覧用の帳票は常に最新です。編集用の仕訳帳・元帳は「仕訳帳を更新」「元帳を更新」を押す |
| 貸借対照表の最下行(貸借の差額)が 0 でない | 勘定科目マスタの開始残高(右の開始残高の検証)と、エラーチェック「借方金額と貸方金額が違う」を見る |
| 閲覧用・帳票に打ち込もうとして警告が出た | 集計結果なので直せません。行の「取引を編集」から元の資料シートで直す |
| 「別ブックのシートへは反映できません」 | メニュー「初期設定と保守」→「別ブックの資料シートにも修正を反映する(初回のみ)」を実行するか、「取引を編集」から直す |
| 「仕訳帳が最新ではないため、範囲の貼り付けは反映できません」 | 「仕訳帳を更新」を押してから貼り付け直す |
| 「行と入力元の取引が一致しないため反映していません」 | 並べ替え・行の移動の後は「仕訳帳を更新」を押してから直す |
| 「入力元の値が仕訳帳の表示と異なります」 | 他の人が資料シートを変えています。「仕訳帳を更新」を押してから直す |
| 「複合仕訳の行は『取引を編集』から複合(入力)で修正してください」 | 複合仕訳の行は、取引を編集で元のタブを開いて直す |
| 「仕訳帳に行は追加できません」 | 行は資料シートに足す |
| 仕訳帳で直した内容を戻したい(⌘Z で戻らない) | メニュー「修正の取り消し」→「直前の修正を元に戻す」 |
| セルに「アクセスを許可」が出ている・#REF! が出ている | 別のブックを読む許可がまだです。そのセルを選んで「アクセスを許可」を押す |
| エラーチェックに「未判定」と出る | メニュー「初期設定と保守」→「エラーチェックの式を入れ直す」 |
| エラーチェックに「停止中」と出る | エラーチェックの上の「自動で数える」にチェックを入れる |
| 選択肢に科目が無い | 「科目・補助科目を追加」で足す |
| 「マスタに無い科目」などのエラーが出る | メニュー「マスタに無いものの整理」でマスタに足すか、正しい名前に置き換える |
| ボタンがずれた・重なった・無い | メニュー「初期設定と保守」→「ボタンを置き直す」 |
| 色・書式・見出しのメモが崩れた | メニュー「初期設定と保守」→「全部更新(形・色・帳票も作り直す)」 |
| 画像ビューアの別ウインドウが開かない | メニュー「初期設定と保守」→「画像ビューアの別ウインドウのURLを確かめる」 |
| 画像ビューアに資料が出ない | その行のファイルURLの列にリンクがあるかを見る。資料の置き場が別の人のドライブなら、共有を確かめる |
| シートを足したのに集計されない | シートマスタに行があるかを見る。シートは「シートを作成」で作る |
| 新しい列を足したら動かなくなった | 見出しの名前を元に戻す。見出しの名前で列を探しているので、名前を変えると読めなくなる |
11. 個人の顧問先
個人事業主も同じ本体・同じブックの作りで扱います。設定「法人・個人」が「個人事業主」のブックは、次のようになります。
作ると入るもの
| 物 | 個人のブック | 法人のブック |
|---|---|---|
| 勘定科目マスタ | 列「使う先」が共通・個人の行(事業主貸・事業主借・元入金・専従者給与・家事消費等 など) | 共通・法人の行(役員報酬・資本金・法人税等 など) |
| 費目マスタ | 消えた科目を指す行は外す。事業主本人の税金・保険・生活費の費目がある | 事業主の費目は外す |
| 設定 | 青色・白色/青色申告特別控除の要件(全部更新が足す) | なし |
| タブ | 決算書の下書き(個人) | なし |
- 顧問先を作るが、顧客管理表の「種別」で、勘定科目マスタと費目マスタの合わない行を外します。種別が空のときは本体のまま(全部の行)です。
- 勘定科目マスタの「使う先」は、本体で共通・法人・個人から選びます(空欄は共通)。個人のブックに法人の科目を足したいときは、その行の使う先を「共通」にします。
帳票の形
- 貸借対照表:前の年までの損益と、前の年までの事業主貸・事業主借は元入金に入ります(年が替わると事業主貸・事業主借は0から)。純資産の最後の行は「青色申告特別控除前の所得金額」(白色は「専従者控除前の所得金額」)です。
- 損益計算書:売上(収入)金額(売上高+営業外収益)→差引金額(売上総利益)→差引金額(経費控除後)→引当金の繰戻額・繰入額・専従者給与→青色申告特別控除前の所得金額 の順です。
- 法人税等の概算は出ません。消費税の概算・申告期限(翌年3月31日)は今のとおりです。
家事按分(年末に1回)
- 期中は、家事分を含んだまま100%で入れます(行ごとに割合を付けません)。
- 年末に「シートを作成」で型「家事按分」のシートを作り、1行に1つの科目(補助科目まで分けるなら補助科目も)と事業割合・按分の根拠(床面積 30㎡/90㎡・使用時間 など)を入れます。前年の割合も入れておくと比べられます。
- 年間の合計(その年のその科目の借方−貸方)と家事分(年間の合計×(1−事業割合))が式で出て、期末の日付で 借方 事業主貸/家事按分・貸方 その科目 の決算仕訳になります。貸方の税区分はその科目のデフォルト税区分なので、家事分の仕入税額も減ります。
- 年間の合計は、会計管理シートの仕訳データを読みます(読み先のURLは上の欄「仕訳データの読み先」に全部更新が書きます)。このシートが作った仕訳は数えません。
- 減価償却費はこの型に入れません(固定資産台帳の事業専用割合で按分済みです)。
- 地代家賃の内訳の「必要経費算入額」に家事分を反映させるときは、家事按分のシートの行の取引先に家主の名前を入れます。
決算書を作る
タブ「決算書の下書き(個人)」(「7. 各タブの説明」)で、上の確かめが全部緑になっていることを見てから、欄の番号どおりに写します。
付録A. 用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ブック | スプレッドシート1冊 |
| シート | ブックの中の1枚のタブ |
| 資料シート | 資料を入れるシート。列名では「入力元」 |
| 仕訳の列 | 資料シートの右側の、仕訳用日付から貸方税区分までの列 |
| 修正 | 仕訳帳(編集用)・総勘定元帳(編集用)で直して資料シートへ反映すること |
| 取り消し用の記録 | 修正を元に戻すための記録 |
| 表示期間 | 帳票・元帳で集計する期間(会計期間の期首・期末とは別) |
| 確認状況 | 未確認→要確認→確認済 |
| 取込状況 | 会計ソフトへ取り込んだか(取込済) |
| 重複の判定 | 列「重複の判定」(前の名前 重複判定結果)の値 |
| 規則 | エラーチェックの1行 |
| 型 | 資料シートの形(標準・領収書・口座履歴 など) |
| 確定残高 | 通帳・明細で確かめた残高(前の呼び名:確認した残高) |
| 横に表示/別ウインドウ | 画像ビューアの出し方 |
| 選択肢マスタ | タブ「その他プルダウンマスタ」 |
付録B. 画面の名前と内部の名前の対応
担当者(道具を直す人)向けです。ふだんの作業では読む必要はありません。画面の名前の正本は 呼び名の一覧.md、メニューの並びは コード.gs の MENU、ボタンは ボタン.gs です。
| 画面の名前 | 内部の名前 |
|---|---|
| 全部更新 | updateAll |
| エラーチェックの式を入れ直す | runErrorChecks |
| 画像ビューア | showSidebar |
| 重複の判定を確認 | showDupConfirm |
| 複合仕訳 | showCompoundJournal |
| 仕訳を検索 | showSearch |
| 元帳を開く | showLedgerForSelectedRow(行のボタンは showLedgerForRow) |
| 表示期間を選ぶ | showPeriodDialog |
| 仕訳を出力 | showExportJournal |
| 残高確認を開く | openLockTab |
| 仕訳帳・元帳の元の行へ戻る | lveBack |
| 仕訳帳を更新 | updateJournal |
| 元帳を更新 | refreshLedgerEdit |
| 推移表を再作成 | rebuildTrend |
| 帳票をPDFで保存 | saveReportPdf |
| マスタに無いものの整理 | showMasterCleanup |
| 未処理フォルダの資料を数える | countUnprocessed |
| 固定資産台帳へ転記 | assetTransfer |
| 固定資産台帳への転記を取り消す | assetTransferUndo |
| 減価償却仕訳へ写す | assetPostDepreciation |
| 減価償却仕訳への写しを取り消す | assetPostDepreciationUndo |
| 減価償却の達人へ出力(取込は未確認) | showAssetExport |
| 直前の修正を元に戻す(ボタンも同じ名前) | undoWriteBack |
| 元に戻した修正をやり直す | redoWriteBack |
| シートを作成 | showCreateSheet |
| 名前を変える | showRename |
| 名前の変更を戻す | undoRename |
| 科目・補助科目を追加 | showAddAccount |
| 過去の仕訳から根拠を記入 | fillBasisFromPrecedents |
| 費目マスタに使用件数を記入 | countRuleUsage |
| 入力の列を表示/税区分の点検の列を表示/資料との照合の列を表示/出力の確認の列を表示/切り替える前の表示に戻す | viewForInput/viewForTax/viewForMatch/viewForOutput/viewRestore |
| シートを作成の入口をドライブに置く | showDriveEntry |
| 別ブックの資料シートにも修正を反映する(初回のみ) | enableExternalWriteBack |
| 画像ビューアの別ウインドウのURLを確かめる | showWindowUrl |
| ボタンを置き直す | resetButtons |
| 全部更新(形・色・帳票も作り直す) | masterSigForget |
| 見出しに列の説明を付け直す | applyColumnNotes |
| 顧客管理表のフォルダ一括作成(顧問先を作る) | mcOpen(顧問先を作る/顧問先作成.gs) |